大阪商人の心得は「始末」「才覚」「神信心」。
井川屋の番頭(塩見三省)が丁稚に教え込む、今でいうところの経営理念だろうか。特にこの「始末」という言葉が、”ケチ”とは違うと幾度となく語られる。
「始末」という言葉をWeblioの三省堂大辞林で見てみると
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大阪商人の心得は「始末」「才覚」「神信心」。
井川屋の番頭(塩見三省)が丁稚に教え込む、今でいうところの経営理念だろうか。特にこの「始末」という言葉が、”ケチ”とは違うと幾度となく語られる。
「始末」という言葉をWeblioの三省堂大辞林で見てみると
あまりにも多い登場人物。順不同に(?!)殺されていく人たち。もはやこのミステリーの推理についていっている視聴者は少ないんじゃないか?私は劇中でミステリー好きの翔太(田中圭)の推理にすらついていけてなかったもの。
この前まで1番怖かった児嶋さんが殺され、田中圭を慕う、もはや病的な表情、奈緒演じるは尾野さんの危険度もマックスに近づいてきた。田中圭にオリジナルのミストを塗りたくる異常行動では、あれが青酸カリなのではないかと、思わず目を伏せてしまったよ。
来週、いよいよ私の本命、木村多江の化けの皮が剥がれそうで、彼女の驚愕の豹変ぶりを見るのが楽しみ!
また、林遣都の作品を追いかけていて、珠玉の作品に出合ってしまった・・・。
全9回鑑賞。
父親を仇討ちで殺され、寒天問屋の和助に銀二貫で仇討ちを買われ、命拾いした武士の子息が、自分は何者か悩み揺れながらも一人の人間として成長する様を、大阪商人の心意気と人情でつづったドラマ、と思っていたが、そんな甘いもんじゃありまへんでー。(と急に大阪商人言葉になってしまう。)
全9回の中で、舞台となる大阪・天満の寒天問屋は商売のピンチを迎えるたびに”才覚”と”始末”で乗り切り、大逆転を果たして暖簾を守っていくのだが、その発想が今でいうところの“マーケティング“の賜物なのだ。もはや「がっちりマンデー」か「プロジェクトX」を見ている気分。そしてその都度、主人公が商人としての矜持を育てていく様も気持ちいい。見終わって全くもって素晴らしい筋書きだと唸ってしまった。
林遣都、まごうことのない”大”主役。武士である本来の自分、父の教え、そしてその父の非業の死。揺れる心、繊細な演技がこの作品で開花していた。丁稚としてはかなり劣等生、男としてもなかなかのヘタレぶりを発揮していたが、それゆえに最終回、立派に井川屋の暖簾を継いだ旦那さんとしての姿が眩しかった。
そして林遣都の大健闘!もさることながら、津川雅彦を筆頭にこの作品の出演者一人ひとりも素晴らしく、それはまたの機会で触れたいと思う。
今回の最後に、初の時代劇だけれど町人役かあと思っていたが、(遣都)松吉の背中、手の表情がお侍さんのそれだった。(私の)念願かなって武士を演じている林遣都が観られました。大満足!
パワフルに、そして軽やかに、まるでおしゃべりしているように歌う。高音も低音も、スキャットもしっとりした曲も。私が思い付く*ハスキーボイスの女性シンガーの中で、1番上手いんじゃないかと思った!
(*マライア・キャリーとか八代亜紀とかなんだけどね。)
友人に誘われるまでは、フレンチポップスなんてまるで縁がなかったのだが、ZAZは2010年にデビューして以来、フランスを代表するアーティストらしい。特に近年は往年の誰もが知っているシャンソンなども歌い、ファン層を広げているとのこと。確かにオーチャードホールの1階席はグレイヘアの紳士淑女がたくさん、そして終了後のロビーでは高校生くらいのフランス人のほか20,30代の女性もいた。
フランス語だから歌詞の内容も本人のMCもさっぱりわからない。たぶん会場の半数くらいの聴衆がそうなんじゃないかな。だからだろうか、長いMCはほとんどなく、ほぼ歌いっぱなし。20曲近く歌っても、そのエモーショナルな声とパワーは変わらなかった。心地よいグルーヴに身を任せながら、つくづく音楽っていいなと思った。言葉がわからなくても楽しい、ノレる、そして簡単なフレーズは一緒に歌える!
今回ぜひ触れたいのがシンプルにしてクール、洗練された舞台照明。
こんな色の組み合わせが?!なんて素敵。と思ったのが、赤と青みのあるグリーンの光の組み合わせ(スイカの配色)。その他にも時に柔らかい布に見えたり、鋭い、でも痛さを感じないトゲのルーフが客席に伸びてきたり、トライアングルと直線を基本に、色とスモークと線の幅、角度などで歌の調子に合わせ変幻自在に変わる照明に何度もくぎ付けになってしまった。なんて豊かな表現なのだろう。
偶然にも体験できた質の高いコンサート、良質な音と空間、そしてそれらを友人と共有できたことに大満足な夜だった。
「金栗四三は金メダルたい!」
8年越しに念願のオリンピック(アントワープ)に出場するも16位に終わり、報告会で非難轟々を受けるオリンピック選手団を庇い、四三の妻、スヤ(綾瀬はるか)の啖呵が素晴らしい。言ってる内容(台詞)というより、綾瀬はるか(の演技)が素晴らしく、号泣してしまいました。
ストックホルムでの屈辱を、走ることで昇華してきた四三の8年、四三が乗り越えた苦労も相当だけど、遠く熊本で見守り待ち続けたスヤの思いが一気に溢れた瞬間だった。
綾瀬はるかの存在感が半端ないのと、中村勘九郎のいちいちの表情にしびれた今回。勘九郎、表情によってはお父さんにそっくりな時があって、いい面構えだなと思う。
次週の予告で、彼の坊主頭に変な毛がついていてどうなってんの??!
前回のラストシーンがグロ過ぎて、また身体のどこかが出てくる!と思って目をふさいで見た。ゴルフバッグから出てきたのは、夫との関係がこじれ、孤独過ぎて近所の子どもに異常に執着する女、児嶋佳世(片岡礼子)の足。作り物だよね、と思ったけど公式Twitterにこんな情報が?!
「あのシーンは実はこんな風に撮影したんです。」ゴルフバッグにご本人の足を入れてたみたいです。(写真あり)
https://twitter.com/anaban_ntv/status/1131440008680706048?s=19
へーと思ったけど、しばらくしてゴルフバッグを開けて恐怖に戦く演技をした役者さんの足元には女優さんが仰向けに寝てたんだ!って気付いて、流石!役者さん、よく笑わずできるなーって思いました。
ここ数回はとにかく、この片岡礼子が演じる佳世の言動と表情が一番怖くて、いつ人を殺めるんだろうと思っていたら彼女自身が殺られた!
ますます殺人ゲームの成り行きはわからなくなってきて、もはや最も殺人犯らしい元暴力団員の浮田(田中要次)が逆に一番犯人から遠い存在に思えてきた。
田中圭演じる翔太のおバカキャラを、そろそろ剥いで欲しいと期待する今日この頃です。
ひえぇぇ~!!当時10歳と思われる芦田愛菜と23歳の林遣都(役の上では15歳)の"恋愛シーン"!(淡い恋心のやり取り)が成立している!恐るべし!芦田愛菜。
寒天が食べられないのに寒天を売らなければならない丁稚の松吉(林遣都)が、料理人の真帆(芦田愛菜)の父親から叱られ、殴られたのを慰めるシーンの「そら、しんどいわ」の台詞の秀逸なこと!そしてなんであんなに純粋に15歳を演れるの?林遣都!
話こそ違えど時代劇版「小さな恋のメロディ」やん。女の子の早熟さが切なくて眩しい。そして愛菜ちゃん、素晴らしい‼️
それでも話の展開は登場人物たちに不幸が続き、回の終盤は真帆一家が大火事に見舞われ行方不明になってから5年後の再会シーンで終わった。火傷を負った真帆を松岡茉優が演じる。以前日テレのドラマ「ウチの夫は仕事ができない」で夫を"つかポン"と呼んでも地味カワイイゆえにイヤミに聞こえなかった松岡茉優。まだ今ほどメジャーでない当時、「銀二貫」でははヒロインと呼ぶにはかなり地味な感じで登場したけど(状況ゆえに当たり前か)、彼女の演技が楽しみ。そして松吉との恋の展開も‼️