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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「コタキ兄弟と四苦八苦」- 3

「コタキ兄弟と四苦八苦」がいい感じになってきた。ゆるゆるだけでない、ちょっとしっとりした大人のドラマを30分で魅せる。

簡単に涙で流してしまわない演技、演出?もいい。

ゲストは樋口可南子。資産家で余命3ヶ月という以外に役の背景はほとんど語られていないのに、一人の女の一生が兄弟とのやり取りのなかでしっかりと背景に立ち上がる。

しつこいが、そこにウエットな泣きがないのが清清しい。

最近の若手俳優出演のドラマでは、すぐ目が潤む顔のアップを見せられることが多く、逆にこちらが冷めることしばしば。確かにアップに耐える美しい顔と瞳と涙なんだけどね。

滝藤や古舘がアップで泣いてもなー。となんて失礼な!

でも、彼らの"わび"の佇まいは、流行りの若手ではやはり出せないものなのですよ。

 

「スカーレット」- 10

ポパイ&オリーブ=信作&百合子

ポパイのカッコさせて、ポージング。何もそこまで信作を"色もの"にしなくてもいいんじゃない?

 

そこまでしないと、確かに深刻すぎる主人公喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)夫婦ではあるが。

それにしても、戸田恵梨香と松下洸平の夫婦のやり取りのリアルなこと!喜美子の芯の強さ、モノを0から生み出す作家としての熱、業の強さを目の当たりにして、引いていく八郎の辛さ。ほんとうに上手いなー。

「コタキ兄弟と四苦八苦」-2

 前回書かなかったのだけど、エンディング曲が「スターダストレビュー」なんすよ。
あの歌声を聞くまでは正直、何十年間もスターダストレビューなんて(”なんて”とは失礼ですが)忘れていました。だけどあの声を聴いたとたん、「今夜だけきっと~悲しいのお」ってすぐに頭を回ったものね。そしてあの80年代にビューンと意識がもってかれてしまいました。いやあ、今更だけどポップでちょぴり切ない、名曲だわあ。(「今夜だけきっと」がね。)

ということで、実は前回スターダストレビューの「ちょうどいい幸せ」を聴くためにこのドラマを見なきゃと思った。

そして、やっぱり古舘寛治は私の中では最高のおじさん俳優だなーと思ってしまった。あの絶妙の間と、しょぼっとした目はいったいどういうことか!やっぱり面白い。ほんといたるところでニヤニヤして見てしまいました。

このドラマ、金曜日の夜、ちょっと嬉しいこと、そしてへこむこともあった5日間の闘いの後、1週間をリセットするのにちょうどいい時間を過ごせる。
www.tv-tokyo.co.jp

 

 

「恋はつづくよどこまでも」- 2

ツンデレ、腕のいい医者=佐藤健と、打たれ強くて明るく元気のいい新米看護師=上白石萌音の、病院を舞台にしたらラブコメディの2回目を見ていたら、

不覚にも泣いてしまった!!!

だって、患者役で初回から出演していた金子大地君が死んじゃったんだものーーーー。

高視聴率がとれるらしい医療ドラマが乱立する今期、このドラマは以下の点でこれまで私が見た医療ドラマと違っていて新鮮だ。

  1. 主役の医師と病院経営側の経済的事情で、患者や治療に対するぶつかりあいが背景としてある。(例:「A LIFE」)
  2. 大学病院等を舞台にして、教授だ、助教授だのと権力争いが背景にある。(例:「ブラックペアン」有名どころでは「白い巨塔」
  3. 天才的名医がいて、どんな困難な病気やケースでも神の手で手術を成功に導く。(例:言わずもなが「ドクターX」、少し古いが離島を舞台にした「ドクター・コトー」もそう。ちょっとひねっているけど「グッド・ドクター」もかな?)

上記3つの要素が2つ、3つ同時に存在するものもある。だけど本作は、腕のいい医者として佐藤健演じる天堂はいるけど、のっけ2回目から金子大地(役名は、神田)の命は救えなかった現実。しかも神田(=金子)の職業が、家電量販店の従業員っていうのもとてもリアル。ありがちな将来有望なスポーツ選手とか、有名政治家の息子ではないのだ。さらりとそれを金子が演じていている。そして神田と佐倉(=上白石萌音)の病院でのやり取りや関係性が、行き過ぎることなくふんわり描かれていてとても自然だった。
だからこそ、泣けた。金子大地、2回しか出演していないし、セリフも多くないのに、しっかりと爪痕残していました。ブラボー!!(黒●部長っぽく?!)

 

単なるラブコメではなく、ちょいちょい看護士のお仕事の現実や、仕事を通じて成長する若者たちの群像劇もありそうで、流石TBS、ラブコメ風でもペラっと終わっていない。天堂がドSの”魔王”と呼ばれるような過去の事情もあるようだし、やっぱり次も見ようと思いました。

萌音ちゃんのどんなに暴言を吐かれても立ち直る姿が、心臓強すぎで超ポジティブ。クールビューティーでない彼女の出で立ちも、親近感がわき、見ていて応援したくなる。元気をくれるのもGood!

 

 

 

「スカーレット」- 9

信作、ついにプロポーズ!の回、林遣都ファンとしては神回とさせていただきます。

それにしても、なんて回りくどいプロポーズの出だし!そして言った後の「ゆっくり夫婦になっていこうな」という等身大の言葉。とてもとても信作らしかった。

でも、呼び出された状況で破談の話ではないかと思い、回りくどい話に耐えながら、破談を言い渡される恐怖で小刻みに上下する、百合子(福田麻由子)肩のほうに目が釘付けになってしまった!明らかな動揺や、すぐに溜まる涙より、よっぽど百合子芯の強さといじらしさが出て、福田麻由子、上手い❗

 

たぶんこれから、主人公夫婦(戸田恵梨香・松下洸平)に波瀾が予想されるなか、この二人のほっこりする関係が視聴者を救うよね。

今日も帰ってからの録画が楽しみだ。

 

「コタキ兄弟と四苦八苦」

出てくるだけで、胡散臭さを醸し出す古館寛治という俳優が結構好きだ。

最初にそれを認識したのは、朝ドラ「ごちそうさん」で主人公の杏を苛める小姑=キムラ緑子を騙す役を演じた時。

その後もたぶん何作品か脇でそういう彼を観たと思う。最近では「いだてん」の可児先生。胡散臭くはないけれど、どこか狡猾さがありつつ芯は好人物を、嘉納治五郎の役所広司とコンビを組んで楽しそうに演っていた。

このドラマも、"レンタルオヤジ"?古館寛治と滝藤賢一が兄弟?!✴️と、胡散臭いW主演に2回目からだけど期待して見たのだが…。

古館が常識的なまともな人を演っている!点で個人的にはちょっと不満だった。今回は岸井ゆきのの可愛いウェディングドレス姿が見られたからオッケーということで、次回、とりあえずもう1回見てみます。

 

 

 

 

「麒麟がくる」

いろいろ・・・、色々あって2週遅れてスタートした、皆が待っていた戦国モノの大河ドラマ。

切れ者で、主君信長を討った人物、晩年不遇で孤高のイメージで語られる明智光秀が主役だけに、オープニングの映像も音楽も重々しい。昨年のちゃんちゃかした「いだてん」のオープニングのワクワク感はないのだけど、出演者の名前の文字のフォントが昔の映画やドラマのように大きくて、むちゃくちゃインパクトがあった。約5分の交響曲をそんなことを思いながら聴いた後物語が始まった―。

始まったとたん、画面は急にパステルカラーの美濃の農村風景。そこに攻めてくる野党を迎え撃とうとする主人公、明智光秀(長谷川博己)の着物のカラフルなこと!ついでに攻めてくる野党の漢たちの着物も派手だし、農民の着物も明るい差し色が入っている。

戦国って基本的に見た目が派手だ。下剋上で世は確かに乱れてはいるけれど、変化を望む上昇機運が渦巻き、目立ってなんぼのもの的な大名たちのファッションは見てい楽しい。のっけ、この色の繚乱に気分が上がった!

今回も主人公の子供時代はスキップされ(明智光秀の若い頃は謎らしい、あえて想像で描いていないのも思い切りが良くてGood!)、初回で主な(前半の?)登場人物が出揃った。それもなかなかのインパクトで!久しぶりに(CMでなく)ドラマに登場するモッくん(本木雅弘)が、曲者らしくカッコいい!吉田鋼太郎(松永久秀)も楽しみにしていたのだが、光秀との絡みでは黒澤部長に見えて、あれ?って思ってしまったよ。一人、鋼太郎さんだけ武将という雰囲気がなかったのだけれど、この時代そういうどこかぶっ飛んだ武将もいていいのかしら、とドラマの中では違和感なかったことで”あれ?”を飲み込んだ。

京都では医者の手伝いをする駒(門脇麦)との出会い。戦乱で荒れた京都の村で野党に火をつけられ燃え盛る家から少女を救い出す光秀。火事のシーンではバックドラフトまで起こり、なんかもう戦国物語というよりはアクションムービー張りに大がかり。

駒が生い立ちを語るところで「麒麟がくる」の意味を早々に語らせ、初回から派手な映像とテンポの良さでこれから始まる大河物語のツカミはおオッケー!

俄然、見る気になりました!

戦国時代と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3大もの主役がいるけれど、少し前の「真田丸」「女城主 直虎」でも、大物たちのそばにいた人物たちの生きざまを語ることで別の角度から時代背景や動きが見られて楽しい。そういえば「天地人」でも上杉(謙信)家側からの戦国物語だった。やはり戦国時代の物語に人気があるのは仕方ないね。

www.nhk.or.jp