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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「スカーレット」- 16

私だけではないと思うのだけれど、多くの視聴者が最終週、主人公喜美子(戸田恵梨香)の息子、武志(伊藤健太郎)が白血病で亡くなるところまで描くのか?だとするといつなのか?どういう死にざまなのか?最終回まで残り一桁の日数になってからは、日、1日1日、彼が死ぬのを見たいような見たくないような、ワクワクとはほど遠い・・・そんな複雑な覚悟と興味を持ってテレビの前に座っているのではないか。

そして、ここにきて、もはや”死にゆく君”本人寄りの感情ではなく、喜美子を中心とした、残される周りの人たち、友人、恋人、オバサン、オジサン、彼より年上の人々寄り(実際年上だし)の感情でしか見ておらず、連日号泣こそしないが、すーっと静かな涙が頬を伝うのが止まらない。

母親の喜美子が涙を流さない分、視聴者は彼女の心を自分の心に投影して、代わりに膨大な涙を生成してしまうのだ。

1日1日と、少しずつ確実に病気は進行し、本人も周りもその衰弱していく体をわかっている。それなのに喜美子は、その死にゆく者に”安寧”よりも”希望”という闘志を与え続ける。自分にしかできない何かを”創る”、”創れる”、”創れ”という。

一度、本人が満足するものができて、父親の八郎(松下洸平)はべた褒めし、「よくやった、よくやった」と言ったのだが、それは死への手向けの言葉だった。(もちろん八郎にそんな自覚ない。」)

しかし、喜美子は違う。もっと作れると発破をかける。休まず制作しろと。

病人にオニのようだけれど、同時に戸田恵梨香・喜美子の笑顔は、もはや菩薩にも見えるのだった。そして、そんな強い母親にはなれない、と思いつつも、そのようにしか生きられない強い女を、尊敬と憧れと、そして大いなる憐憫の心で最後まで見守ってしまう。

新型コロナウイルス:風が吹けば桶屋がもうかる…式な。 - 3

突然、今日から2週間オフィス勤務の従業員は自宅で仕事するようお達しが出た。

PCおよび周辺ギアを背負って会社と自宅を行き来するより、まとめてどちらかで仕事をするよう言われてちょっとホットした。昔よりは格段小さく軽くなったと思うノートパソコンではあるが、周辺ギアのほかにノート1冊、ITOYAメモパット(A4サイズ)1冊、少しだけ紙、をいつものデイパックに入れて背負うと、自覚した重さ以上に腰が悲鳴を上げた。まあ、歳だ。わかっている。

テレワークも先日試してみた時は、犬および娘の邪魔もなく仕事に集中できた。初めてパソコンを買ったときに購入したパソコンデスクは結婚しても引っ越ししてもつれてきている。もはやPCがそこにあることは稀になっているが、上段はプリンター置き場としてずっと機能している。書類こそ広げることはできないが、そんなものは下に広げればいいことなので、パソコンデスクが置いてある寝室は、私の仕事部屋として十分だ。

さて、お昼になった。

新型コロナウイルスのせいで、春休みになるずっと前から学校に行っていない娘とランチ。会社に行く時は彼女のために弁当を作っているが、今日はパスタなら簡単、ということで作って2人で食べた。作って食べて後片付けしてきっちり1時間。

いいものだな、と思った。

彼女が小学校の頃は仕事を優先してしまうことが多く、あまり一緒にいてあげられなかった。一旦仕事を辞めた後再開してからは、自分なりの”働き方改革”をしてほぼ残業のないワークスタイルを貫いている。娘も友達と出かけたり、コンビニ弁当だったり、私が用意しなくても昼食を自分で調達できる年齢になったけれど、この騒ぎでお昼の1時間を娘と共有できる。成長と共に、だんだん、だんだん私を必要としなくなる子どもとの時間を、コロナウイルス騒ぎで一気に進んだテレワークが作ってくれた。

 

「小公女セイラ」(2009年) -2

お話の後半、6話に入る頃には20人のお嬢様が1学年しかいないミレニウス女学院や、学院の屋根裏が使用人部屋で、そこに暮らすセイラ(志田未来)の友だちがCGのネズミ2匹ということなどに、何の違和感も抱かなくなった。

学院のそばにあるお屋敷が、”クリス様”と執事に呼ばれる要潤の屋敷であることも、もはや驚かん。その割に、使用人カイト(林遣都)の実家の描写は妙にリアルで田舎の、人の良い家族の元で育った、ちょっとシャイで純朴な青年のカイトは林遣都本人と妙に重なる。

それにしても林遣都の10代後半の役ときたら!あんなに綺麗な顔をしているのに、スマートでシャープなイケメン役が少ない。女優と本格的に恋愛で絡んだ作品てあったっけ?(「レジデント 5人の研修医」は見ていないのだけど、どうだろう?「カラマーゾフの兄弟」は?)

最終回でセイラとしばし離れる時のキスシーン。唇を重ねたとき、すっと一筋の涙が落ちる……のほ普通女子の方だろうが‼️ 遣都カイトの自然な涙は美しいけれど、やっぱりお前じゃない、涙を流すのは!と突っ込んだのは私だけだろうか。志田未来セイラがとにかくテッパンのようにツオイのだから、彼女に涙が流れないのは当たり前か。彼女が流すのは悔し涙しかない!

というかこの話、志田未来セイラにとどまらず、とにかくめちゃくちゃ強い女しか出てこない。セイラを不幸な境遇に落とし入れる(樋口可南子)院長先生、ライバル心をメラメラ燃やし徹底的にセイラを虐める(小島藤子)真里亜も、ものすごく、ものすごく強い。そして、書き留めておきたいのだが、(志田未来)セイラと(林遣都)カイトの若い二人の主役のほかに、彼らと同じくらいの尺で登場した、(樋口可南子)院長先生とその妹の(斉藤由貴)笑美子先生のコントの存在。この姉妹のやり取り、演技達者な2人の女優さんが、めちゃくちゃ楽しんで演っているのが分かって、回を追うごとに期待してしまう。そして、本当の主役は、同級生だったセイラの母の呪縛にずっと苦しめれ、物語の最後にそれから解き放たれた(樋口可南子)院長先生だったのではないかと思った。

”女の子はみんなプリンセスなの”(だから誇りをもって、どんな境遇でも前を向くの)が口癖のセイラの母の鼻持ちならぬお嬢様ぶりと、強さと、明るさに、見ているこちらもげんなりしたし、心底院長先生に同情したものだ。

ということで、あらすじにはほとんど触れなかったけれど、いろいろ突っ込みながら楽しめたし、実はとても深いテーマに真正面から取り組んだドラマのような気がする。それを時代がかった設定で展開していく本作を、ムリムリムリとチャンネルを変えさせずに見せたのは、やはり志田未来のま真っ直ぐで強い瞳、偽善を偽善と感じさせない説得力のあるセイラ像を確立したことによるように思う。

 

 

 

 

 

「小公女セイラ」(2009年)

あまり興味もないのだけれど、林遣都の初連ドラ作品ということでParaviの無料トライアルで視聴中。

プリンセスと呼ばれるに相応しい大金持ちのお嬢様から、一転して身寄りがなくなり貧しい境遇に陥ったセイラ役を志田未来。セーラの下働き生活を唯一助けてくれる学院の使用人の青年、カイトに林遣都。10代の二人のフレッシュな演技が見もの。。。というか、当時16歳と思われる志田未来の演技の安定感がすご過ぎて驚いた。一方の林遣都はフレッシュです。たぶん19歳だと思うけど、ちょっと「ラブファイト」の稔君の気弱な感じがあって、まだ演技に変な力は入っていなくて、等身大に純朴な青年役を演じて◎。

原作の舞台はイギリスで、セーラは幼少期インドで育っているが、それを現代の日本に置き換えて、父親がダイヤモンドの鉱山を持つ実業家にして大金持ち、セイラもインドで幼少期を過ごしたことになっている。初回はインドでのお嬢様(プリンセス)の暮らしぶりが描かれていて、インドで豪邸ロケ。ペットとして像3頭まで出演。連ドラにしては、ものすごい力の入れようではないか?というよりもなんだか違和感さえ感じるムリムリな現代版設定に思えた。

さらにセイラがプリンセスとして入学し、その後下働きさせられる日本のミレニウス女学院の設定もなかなかで、それについては次回に書きます。

 

 

「恋はつづくよどこまでも」- 4

本作のスタッフ陣、特にカメラさんは、佐藤健の魅力を十分過ぎるほど知っていて、その知識・感覚・センスを存分に本作に活かしきったと思う。

彼の最大の魅力は、切れ長で大きい目だ。少し奥二重なところも、目を閉じて開ける時、その美しさにハッとする瞬間を与える。

本作は、佐藤健の”魔王”と恐れられる、仕事に厳しい天堂医師役がハマり、またどこかあか抜けないところのある、でも明るく一生懸命、打たれ強い看護師”勇者ちゃん”が、これまたピタリとはまった上白石萌音のやり取りが、女子のハートを鷲掴みにし回を追うごとに視聴率を上げていった。

デビューして10年以上は経っているし、評価を上げた代表作と言われるような作品も複数ある佐藤健だが、そんな彼の魅力を再確認させてくれるドラマだった。SNSを駆使した番宣も(SNS自体は、かなり前からやっていたらしいが)功を奏し、なんだかここにきて、ものすごい勢いづいたって感じだ。頭の良さも垣間見られる、だけどそのせいもあって”か素は冷徹そう、性格悪そうに感じるのは私だけか。さんざん褒めて後にディスるつもりなないのだけれど・・・。

それにしても最終回の最後まで、テッパンの少女漫画、シンデレラストーリーでニヤニヤしながら見終わった。

www.tbs.co.jp

 

 

新型コロナウイルス:風が吹けば桶屋がもうかる…式な。

週末、近所のまあまあ大きいショッピングモールにあるスーパーに行ったら、レジに列が出来るには早い時間帯にもかかわらず長蛇の列。冷凍チャーハンが売り切れ、想像通りマスクは入荷未定。生理用品も制限が付きで販売。

そう言えば、自宅近くの昔ながらの対面の魚屋も先週土曜に見たことのない列ができていた。

外食を避け、家飲み、家食が増えているそうだ。儲かっていそうだけど、忙しいのもあってか賑わうスーパーも魚屋も嬉しそうではない。飲食店はさぞ不振だろうと思いきや、郊外の飲み屋やいわゆる地元にあるレストランにはそこそこ人が入っている。逆に忙しくなったという居酒屋経営者の声も。人が多く集まる繁華街の飲み屋は、感染を警戒してしまうけどやっぱり家ばかりではつまらないというオヤジたちが繰り出すらしい。

ライブを始めとするエンターテイメントが興行を自粛するなか、代替としてネット配信や、huluの期間限定無料視聴など、商機をねらうサービスも。今も品薄のマスクメーカーは、どうなのだろう?液晶パネルを作る工場でマスクを生産するこのとになったシャープのマスクはどうなったんだ?

とまあ、特需でアップアップ(もはや良い意味ではない)しているところもあれば、その反対もあろう。

毎朝、電車に乗る前にマスクをつける私は、とんと口紅をつける回数が減った。本当は春めいてきて、お姉さんたちが春色リップを物色する季節なのに、口紅はおろかメイクさえ手抜きになりつつある人もいるのではないか?

そもそもテレワークで外に出る必要がなくなればメイク不要やん。てわけで化粧品業界は厳しいだろうな。この前お試ししようとしたら、ものすごい勢いでテスターを消毒してくれたしな。

ということで、マスクが底を着きつつある身としては、3月末には販売予定というシャープ製マスクを心待ちにしている。(グッドデザインと機能を兼ね備えたかっこいいの、勝手に期待してます!)