放送当時初回をチラ見したが、猟奇的な殺人現場シーンがグロくて結局見なかった。林遣都が「おっさんずラブ」(2018年のシリーズ1)でブレイクし、彼の作品を物色する中なかなかお目にかかれなかった本作だが、WBCをきっかけにNetflixに再入会したら配信されているではないか!と大喜びで視聴開始。先日の連休、がらにもなく2話から朝までイッキミしてしまった。
主演の波留は2015年の朝ドラ「あさが来た」でブレークした後、本作は民放連ドラ初主演とのこと。朝ドラの明るくバイタリティのある主人公からサイコパスの刑事役とは、ずいぶん振り切ったものだが、本作の波留はとても良かった。
サイコパスであることを隠し、殺人のスイッチがどこでONになるか、どういう心理状態で、あるいは状況で人は殺人を犯すのか、自分も犯すことになるのか、それを確かめたくて刑事になった藤堂比奈子(波留)。生来感情がないので無表情だが、日常では明るく笑顔を心掛けている。無表情の時の波留の迷いのない大きな瞳がサイコパスとして説得力があった。
捜査一課の厚田(渡部篤郎)班のチームメンバーと共に、さまざまな猟奇殺人を解決していく中で、ドラマは回を追うごとに比奈子が殺人を犯すかどうかに少しずつ焦点が絞られていく。
早い段階で比奈子の表情や興味の特異性に気がついた東海林(横山裕)。優秀な刑事だが、妹を殺された過去から殺人犯を異常に憎み、アウトローでやさぐれている。比奈子に対しても警戒心と不信感しかないが、それでも機転で比奈子の危機一髪を毎回救ってくれ、いつもほっとした。本作の横山裕(SUPER EIGHT)はさわやかでカッコいいアイドルの姿は微塵もなく、ふてくされたアウトロー刑事がはまっていた。
東海林と同様、比奈子の表情の不自然さにいち早く気づいたのが心療内科医の中島(林遣都)。そしてサイコパスの自覚のある比奈子を診療の対象としてみるうちに比奈子にシンパシーを感じるようになる。彼にも過去のトラウマと秘密があった。そして比奈子にサイコパスでも比奈子は殺人を犯さないと言い聞かせていく―。
各回の猟奇殺人現場には勘弁してくれと思ったが、複雑な過去や内面を抱える登場人物たちの心理描写も丁寧に描かれ、途中見るのをやめられなくなった(というか猟奇殺人の様が怖くて最終結末を見ずには終われなかった)。
まだ人気俳優になる前の間宮祥太朗が切れ長の目を隠して悲しくてヤバい殺人犯だったり、佐々木希が美しい猟奇殺人鬼で大健闘、コロナ禍で自死してしまった芦名星の勇姿も見られたし、ゲスト俳優の熱演も素晴らしい。
全編暗くなりがちなのを、要潤(比奈子に思いを寄せる先輩刑事)とジャングルポケットの斉藤慎二(鑑識官)が、事件の周囲でわちゃわちゃして笑いを誘い、視聴者の緊張をほぐす。
私としては、関テレ制作のドラマにハズレなしを再認識した次第。
それにしても、林遣都は”ただのいい人”や普通の青年という役ってあまりしないなあ。(「グレースの履歴」のヒッチハイクの青年は比較的普通の人か。。)
演じたキャラクターでまたどっとファンが増えるような役を、いつか演ってほしいと勝手に願っている。
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