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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

映画

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(2023年):色ものにぴったりはまるヒュー・グラントが楽しい

「名もなき者」で驚愕の!ボブ・ディランそっくりの歌声を披露したティモシー・シャラメ。本作を観て、ああ、この人、歌が上手い俳優さんなんだ、天はいくつもの才能をこの若者に与たのねえ…としみじみ。(「名もなき者」まだ観ていないのだけど。汗) ストー…

「四月になれば彼女は」(2024年):むう。予想外に暗い映画だった・・・

エンドロールで流れる、藤井風の「満ちてゆく」が聴きたくて鑑賞。 若くして病気で命を落とす役を演じる森七菜を観るのが2作品目だが、1作目「銀河鉄道の父」の時も、本作も、まもなく死を迎える人には到底見えなかった。森七菜、天真爛漫、元気なイメージが…

「ベイビー・ブローカー」(2022年):タイトルに反して心が温かくなった

赤ちゃんを売るブローカーを題材にした韓国映画。「パラサイト 半地下の家族」のソン・ガンホ主演。是枝裕和監督作品。 題材からして暗くて悲しいクライム映画?と思って見始めたけれど、観ているうちに、何とも心が温かくなっていく。そう、是枝監督じゃん…

「関心領域」(2024年):カンヌでの受賞作2作品に主演しているザンドラ・ヒュラーの2本目を鑑賞

ドラマや映画で、時々みるシーンを思い出した。困難に襲われた主人公が「なぜ生きなければならないの?」と問うた時、「人は幸せになるために生きるのよ」と相手が答える―。幸せになるために一生懸命生きる人を、誰も非難しないのではないか。特に戦争という…

「落下の解剖学」(2024年):重苦しい法廷劇で徐々に明かされる夫婦の感情

カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した本作。雪の上に横たわる遺体の作品イメージが、「ファーゴ」を想起した。「ファーゴ」はコーエン兄弟によるサスペンス映画でその展開の意外性に驚きハラハラ、まんまとはまった記憶がある。雪に覆われた山荘で男が…

「月」(2023年):映像も内容も暗くて重いが、最後は救いもあった

2016年に起こった相模原の津久井やまゆり園の殺傷事件。逃げることも抵抗することもできない障がい者を次々に襲ったのが元職員であること。「意思疎通できない障がい者は生きる意味がない」と言う考え方。私たちが知らなかった障がい者施設の仕事の厳しい現…

「ぼくのお日さま」(2024年):ドビュッシーの「月の光」とピュアな恋心に心洗われます

少年の、邪心のないただ美しいものに目を奪われ、恋焦がれる心が本当に尊い。タクヤを演じた越山敬達のみずみずしさと透明感も素晴らしかった。また、タクヤがあこがれる少女さくらを演じた中西希亜良は、演技は本作が初めてとのことで、その”作ってない感”…

「ウィキッド ふたりの魔女」:Part1って知ってた?

主演のシンシア・エルヴォが、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされていたり、アフレコなしで、演技、アクションをやりながらの歌唱をそのまま使っている。痩せすぎのアリアナ・グランデの華奢で可憐な姿と共に話題に溢れていた本作。(残念ながらシン…

「侍タイムスリッパ―」(2024年):山口馬木也は、日本アカデミー賞主演男優賞をあげたいです

何度も映画館に足を運んだファンがいると聞いた。タイムスリップというハズレなしの設定、迫力のある殺陣(特にラストの殺陣シーンは手に汗握る圧巻だった)と時代劇への深い愛。脚本の面白さ。人によって評価する点はいろいろあると思うけれど、私は主人公…

「デューン 砂の惑星」(2021年)「デューン 砂の惑星 PART2」(2024年):PART3のティモシー・シャラメの変貌ぶりが今から楽しみ

「名もなき者」のティモシー・シャラメを見る前に、彼が主演するSF超大作を観ておきたかった。私の知っているシャラメは「僕の名前で君を呼んで」や「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の線の細い印象だから、戦うシャラメってどうよ・・。予備知識な…

「ぜんぶ、ボクのせい」(2022年):あのラストシーンから、光を導き出すのは難しい・・

オダギリジョー出演作ということで鑑賞。 5歳の時母親に捨てられ児童養護施設で過ごす優太(白鳥晴都)は、中学生になり母親に会いたい一心で施設を飛び出し、地方に住む母に会いに行く。ところが、母親(松本まりか)は男(若葉竜也)と自堕落な生活をして…

「長いお別れ」(2019年):Long Good -bye とはよく言ったものだ

認知症になった人が、徐々に家族のことやこれまでのことを忘れていき、最後はほとんどを忘れて逝ってしまうことを、Long Good-byeというそうだ。時間をかけて”さようなら”を告げるんだね。 これは、父親(山崎努)が認知症を発症してから亡くなるまでの7年間…

「息もできない」(2010年):ヤン・イクチュン監督・脚本・主演作品、観るべし

菅田将暉主演の「あゝ、荒野」でヤン・イクチュンのことを知った。以来、気になる俳優の一人になっていた。「息もできない」は、彼が脚本、監督、主演をやり、高く評価された作品。暴力シーンが多いということで、なかなか観るのに元気が必要で、やっと鑑賞…

「滝を見にいく」(2014年):女で良かったー!っておばちゃんが勇気づけられる作品

先日書いた「キツツキと雨」の感想に、コメントで本作を薦めていただいたので鑑賞。沖田修一監督作品。 紅葉の山奥にある滝を見に行くツアーに参加した7人の中年女性たち。新人ガイドが滝を探しに行って戻ってこず、ガイドを探し始めたのはいいが、彼女たち…

「身代わり忠臣蔵」(2024年):ムロツヨシ主演のムロツヨシのための映画

ムロツヨシは、シリアスものもばっちり決まる俳優だと思う。 NHK大河ドラマ「どうする家康」で魅せた秀吉の狂気の目。「星降る夜に」で妻を失った悲しみで主人公に逆恨みする男など、コメディ要素が全くなくても確かな演技力と存在感がある。 しかし、本作は…

「陪審員2番」(2024年):ひょっとして最後?!クリント・イーストウッド監督作品

間もなく生まれてくる子供を待つ幸せなカップル、ジャスティン(ニコラス・ホルト)とアリー(ゾーイ・ドゥイッチ)。ある日、陪審員の招集がジャスティンの元に届き、ジャスティンは痴話げんかの末、彼女を殺してしまったとされる男の裁判の陪審員となる。 …

「キツツキと雨」(2012年):個人的にはこの映画の役所広司が一番好きかも

かなり前に観た映画で、この映画の役所広司のそこはかとない可笑しさが何とも言えず好きで、もう一度観ようと思った。ひょろっと頼りなげな小栗旬の青臭さも、今となっては新鮮だ。 木こりを生業としている岸(役所広司)と、その村にゾンビ映画の撮影隊と一…

「ミステリと言う勿れ」(2023年):ドラマのシーズン2が待ち遠しい

結論としては面白かった。そして、映画もしくはドラマでの続編を大いに期待する。 菅田将暉は私の押しの一人ではあるけれど、本作で菅田将暉をかっこいいと思えることがほぼない。久能整というキャラがそうなのだから、役にバッチリはまっていて大正解なのだ…

「ロストケア」(2023年):ヒリヒリするやり取り、主演2人の美しさと演技が光った

お年寄りだけでなく家族にも寄り添って介護、同僚からも一目置かれていた介護士、斯波(松山ケンイチ)は、42名のお年寄りを殺した大量殺人犯だった! ある事件がきっかけで斯波の殺人が発覚するわけだが、それまでは老人を殺してもバレることはなく、犯行は…

「私がやりました」(2023年):たまにはフランス映画はいかが?

1930年代のフランス、パリ。ルームシェアをしている新米弁護士のポーリーヌ(レベッカ・マルデール)と売れない女優のマドレーヌ(ナディア・テスキウィッツ)。若い二人に仕事はなかなかこず、家賃を5か月も滞納している。マドレーヌはタイヤ会社の御曹司の…

「スモーク」(1995年):クリスマス・シーズンに観ればよかった

ラストに極上のクリスマス・ストーリーが語られたけれど、当たり前だ。この映画製作のきっかけになった原作の物語だった。 ニューヨーク、ブルックリンでシガレット・ショップを営む男と、常連客の小説家。小説家が偶然出会った黒人の少年。年齢も人種も違う…

「サムライ」(1967年):アラン・ドロンの訃報に触れて

アラン・ドロンの訃報に触れ、彼のファンの同僚から強く勧められ鑑賞。 本作でアラン・ドロンは一匹狼の殺し屋、ジェフを演じている。ほとんど表情を変えず、台詞も極端に少ない。トレンチコートに身を包み、ソフト帽をいつも同じ要領できちんとかぶる。清貧…

「キングダム 大将軍の帰還」:王毅(大沢たかお)を観に映画館へ

開始早々、いきなりの死闘。前回、趙軍との戦いで見事、趙の副将(片岡愛之助)を倒した信(山﨑賢人)ら飛信隊の前に現れた武神、龐煖(ほうけん:吉川晃司)。圧倒的な強さで、暗殺集団の里で育った瘣羌(きょうかい:清野菜名)でさえなす術がなく、ド根…

「そしてバトンは渡された」(2021年): ファンタジーと思えばいいかな

田中圭続きで、録画していた本作を鑑賞。 一人の少女が大人になるまでを、血のつながらない母親が美貌と知恵と、持ち前の超ポジティブな行動力で育てあげる物語。原作が本屋大賞受賞とのことで、号泣必至らしいけれど….. 母親には石原さとみ。最初の子連れの…

「女子高生に殺されたい」(2022年):予想を超えて良作でした

”オートアサシノフェリア”ー誰かに殺されたいと願望する性的倒錯ーの男の苦悩と、彼が数年かけて計画した壮大の自分の殺人計画の遂行までを描いた作品。 タイトルと田中圭が高校教師役というだけで、教師と女子高生とのラブコメ?と勝手に思っていたが、全然…

「ゆとりですがなにか インターナショナル」(2023年):吉田鋼太郎の”おっさん”キャラがここでも際立ってます

今季の連ドラ「新宿野戦病院」が楽しくて、その前見ていた「季節のない街」「不適切にもほどがある」しかり。クドカンの脚本は結構好きなので、連ドラを全く見ていなかったけれど本シリーズ最新の映画「ゆとり・・インターナショナル」を見ることに。 まずナ…

「サタデー・フィクション」(2023年日本公開):画面が暗すぎる・・こんな感想を持つのは私だけ?

オダギリジョーが中国映画に出演しているということで鑑賞。 日本の真珠湾攻撃12月8日にいたるまでの1週間、上海の外国人居留地で繰り広げられたスパイ大作戦の死闘が、モノクロで描かれる。 欧米側の女スパイ、ユー・ジン(コン・リー)は、表の顔である人…

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(2023年):マルチバースを飛び交うミシェル・ヨーが凄すぎる!

その年の米国アカデミー賞主演女優、助演男優、助演女優を含む7冠受賞。授賞式で、主演女優のミシェル・ヨーと、助演男優賞のキー・ホイ・クァンの、それぞれ受賞時のハプニングが話題となったのも記憶に新しい。 コインランドリーを営むエヴリン(ミシェル…

「ぼくたちの家族」(2014年):少年らしさが残る池松壮亮に感動

多くの映画賞で高評価、特に池松壮亮が助演男優賞をたくさん取っている本作。池松壮亮押しの割には、彼の出演作が結構多くて、しかもちょっと小難しくてあまり観ていない。本作もその一つだった。 母親(原田美枝子)が余命1週間と突然告げられた家族、父親…

「キャラクター」(2021年):蒸し暑い夜、冷えました・・・

想像以上にグロくて怖かった。 本作が俳優デビューのFukase(SEKAI NO OWARI)が演じた殺人鬼キャラクターの貢献度は大きいと思う。 殺人現場の凄惨さもさることながら、それ以上にひぃぃぃっとなったのは、、漫画家の山城(菅田将暉)が描くサイコクライム…