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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「情熱大陸」Vol.1297 林遣都:この人の俳優としての仕事を観たいから、応援するしかない

「情熱大陸」の密着取材。

饒舌とは真逆、シャイで人見知りな林遣都が、どんな風に何を語ったんだろうと興味津々、姿勢を正して見た(2回)。

 

冒頭から取材ディレクターの「まいった、どうやって距離を詰めよう」という台詞。やっぱり!これまで林遣都の周りからこの類の言葉を何回が見聞きした。
「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(2017年)に舞台で一緒になった菅田将暉と初めて服を買いに行った時のエピソード(菅田将暉談)、「恋する寄生虫」(2021年)で車中で一緒のシーンがあった井浦新が「遣都君は手ごわかったですねー」たぶん、いろいろ話し距離を詰めようとしたけれど、という意味だった思う。そのほか共演女優さんからも、人見知りと聞いていたから〇〇した・・という話。
一旦仲良くなれば、熱く芝居について語ったりするのだろうが、とにかく人見知りなんだろうな。

番組では、ひたすら林遣都が役に向き合う姿を追っていた。「おっさんずラブ-リターンズ-」舞台「帰れない男」CMの現場・・。
休憩時間も台本に向かい、本番直前から役に集中していく様子。

「僕ってどんな人間ですか?」とカメラと一緒にずっと見つめてくれたディレクターに問い、自分でも自分がわからなくなっていると、俳優ならではの心境を語っていた。
でも、以前松重豊が何かの番組で「役者は自分は空っぽでいいんですよ。空っぽの中に役を入れるんだから・・・」みたいなことを言っていた。(もちろん、松重さん自体は”空っぽの人”ではない)俳優は自分の”我”とか”色”とかを決めつけず、ニュートラルでいいという意味だったのでは思っている。もちろん、俳優の在り方、役への取り組み方は人それぞれで正解はないと思うけれど。
俳優はそこに立った姿、それが”ほぼ”すべて。その姿にその人の中身がにじみ出ていて、それもあわせて役が寄ってくる。

 

芝居が好き、稽古はいつまででもやっていたい。俳優という仕事は、後ろ向きに考えがちな自分を「それでいいよ」と前向きにしてくれるからやめられない。林遣都の芝居への情熱がひしひしと伝わる内容だった。

番組最後、主演舞台の初日を終え帰りがけに振り返ってディレクターに何か話そうとして「・・・やっぱり今度飲んだ時でも!」
本当は何かとても”いいこと”を言おうとしたのでは?でも本音をなかなか言えない遣都の笑顔で終わった。

取材前半、なかなか距離が詰まらない時の助っ人=友人が遣都を語るシーンで池松壮亮が登場。池松壮亮さん、毎回ありがとうございます。

 

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「帰れない男~遺留と斡旋の攻防」/本田劇場:まずは自分なりに考察

(本作をこれからご覧になる人は、先入観なく観るために鑑賞後に読んでいただければと思います。)

 

馬車に轢かれそうになった若い女(藤間爽子)を助けた小説家、野坂(林遣都)は、女の住む屋敷に招き入れられた。雨が降っているなどと、なんだかんだと言って女は帰ろうとする野坂を引き留めるようなふるまいをする。そうするうちに女に歳の離れた夫がいること、この屋敷にはいつも客が来ていることなど、野坂はだんだんと屋敷と女に興味を持つようになる。
その上、帰宅した亭主(山崎一)から野坂は”先生”と呼ばれ、女を助けたことを大げさに感謝され、若い妻と自分には先生のような客人が必要だと歓待される。亭主は、妻は銀座のカフェで給仕をしていた女で賢くない、話していると不安な気持ちになると言い、野坂に女への興味を抱かせる。

何日も帰ってこない野坂を、友人の西城(柄本時生)が連れ戻しにくる。
二人のやり取りで、野坂の恩人が野坂の妻に言い寄り不倫に至ってしまったことがわかる。野坂は恩人を責める代わりに、妻を激しく非難したらしい。しかし、心のどこかで自分より優位にあったはずの恩人が、自分の妻を欲したという事実に優越を感じた。
野坂にも帰らなくても妻からは非難されない理由があったわけだ。

その一方で不倫騒動が落ち着いたら、妻を自分にゆずれと野坂に頼む西城。

 

副題にある~遺留と斡旋の攻防~。野坂を遺留するのは女、そして野坂に自分の妻を斡旋するのは亭主。その攻防とは、野坂を間にして一組の夫婦の存在の駆け引き(攻防)だったのではないか。
亭主は先妻を亡くし、若い女を妻にしてから変わってしまったと女中の文子(佐藤直子)が言っていた。客を招き宴会をすることで女を飽きさせないよう、寛大な亭主でいたかったのだろうか。

そしてなんだかんだと半年ばかり屋敷に居続けた野坂は、ついに小説1本を書き上げる。それは彼が興味を持った女、広い屋敷とその住人がヒントになっていたに違いない。亭主は嬉々と出版されたばかりの本を買い野坂に署名を所望した。

出版を屋敷で祝うその日、女と女中が花を生けたハサミの所在で言い争う。女の頑固さが頭にきたのか、野坂が激しく女を非難した後、亭主は静かに部屋を出ていき、女が広間に置き去りにしたハサミで自らを突いた。

亭主はなぜ死んだのか。(死のうとして死んでいないのかもしれないが)

野坂の小説には亭主と妻の関係が客観的に描かれ、もしかしたら野坂と妻が惹かれあったことも暗に描かれていたのかもしれない。そして自分の前で妻を激しく非難する野坂の行為は、決して自分にはできないことだった。
女と亭主。二人の攻防は亭主が身を引いて終わったということだと思った。

それにしても、この夫婦、そして野坂夫婦。そこに愛はあったのだろうか。そういう表現が一切でてこなかったように思う。あくまで、関係性とお互いの間で起こった事実のみが台詞としてあっただけのような気がした。そういう意味では愛憎劇ではなかったなあ。それとも”攻防”の裏に”愛憎”があるの??

 

舞台前面に平行して長い廊下、廊下の向こう側に野坂が居座る客間、その向こうに中庭があり、中庭の向こうには客をもてなす広間。廊下と部屋と外(中庭)という劇空間に、雨、風、雪といった自然現象が添えられる舞台はとても幻想的で美しかった。
廊下を歩く、あるいは小走りに行き来する登場人物たちの様が面白く、特にその長い廊下は下男(新名基浩)のためにあるんじゃないかと思うほど、彼は廊下上で活躍していた。

女中の佐藤直子の円熟した演技が、実は観終わった後一番印象に残った。
人がいいのか悪いのか、女の味方ではなかったが、慈愛深い人のはず。笑い方、笑い声の使い分けも面白かった。

 


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「情熱大陸」:キター!!押し(林遣都)がついに大陸に上陸ーーー!!

ファンの方ならご存知かもしれないが、明日の「情熱大陸」(23:15~TBS)に林遣都が登場する。

個人的には、明日は「帰れない男」の舞台を観に行くので、1日中林遣都漬けみたいになりそう。

観劇後の興奮、感想を自分の中で咀嚼する前に、遣都君の密着ドキュメンタリーなんか見ちゃったら鼻血が出るかもしれない。(録画見ようかな)

これまでも様々なインタビューを逐一読んでいるので、そこで語られている彼の思いや、変化など何となくだがわかった気でいる自分。

たぶん「情熱大陸」ならではのアプローチで、私たちの知らない彼の一面を見せてくれると思う。

うぅぅぅ。(なぜ唸る?) これは見逃せない。

ずーっと、葉加瀬太郎のテーマソングが頭を回っているんですけど。

 

「恋する寄生虫」(2021年)- 4:林遣都、小松菜奈ファンは必見です

1年半前に観た本作を、WOWOWの「W座からの招待状」でやっていたので録画しておいた。久しぶりに観て、なかなかの良作だなあと改めて思った。

映画終了後「W座」のナビゲーター、小山薫堂と信濃八太郎のおしゃべりで、信濃さんが映画のサントラを買ったと言っていたことにハッとして、早速Spotifyで聴いた。前回の感想でも書いていたけれど、映像も美しいけれど、音楽も相当良いのだ。

視線恐怖症のさなぎ(小松菜奈)と潔癖症の高坂(林遣都)、普通の生活すらままならない二人が、頭の中にいる恋を導く寄生虫のせいで心を通わせていく過程が、全然フレッシュではない、でも演技達者な俳優二人によって、優しくコミカルにそして切なく描かれている。

前も書いたけど、私の中の小松菜奈史上1番好きな小松菜奈=さなぎ。終盤、湖で二人が抱き合うシーンの前のさなぎの悲痛な叫びは毎回もらい泣きしてしまう。

林遣都や小松菜奈のファンは必見の本作。サントラを聴くと各シーンが甦って何だか優しい気持ちになる。

生きづらさを感じている人、また感じた時、きっとどこかにあなたに添う人がいますよ、とささやいてあげたくなる。

 

蛇足だが、登場人物が少ない本作に井浦新が出演している!高阪をさなぎに合わせる、ちょっと怖い謎の男を演じているのだが、役名が和泉なのだ。「おっさんずラブ-リターンズ-」の和泉と同じ役名に思わす笑ってしまった!(本作では全然ぽやぽやしていません)

 

 

 

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「おっさんずラブ - リターンズ -」 - 14:”禁断のグータンヌーボ”を楽しんで

なぜかキリの悪い9話で終わってしまった「おっさんずラブ リターンズ」。

ロスのOL民のために番組が用意してくれた後日談的ショートムービーが、またまた楽しい。出演するのは、春牧(田中圭・林遣都)、武川(眞島秀和)、マロ(金子大地)、いずぽや(井浦新)という5人のおっさんたち。

和泉のチラシ校正ミスのせいで休日出社してフォローするみんなが、作業をしながら恋バナ(前編)、その後春田たちの家での家のみパーティ(後編)。和泉の元カレ秋斗(田中圭二役)との思い出、”うるせえ、くちびる”誕生秘話・・。たぶん、現場が一番盛り上がったのは終盤のマロのテーブルクロス引きだと思うけれど・・・(金子大地君、若さでやる羽目になったか・・、相当気合を入れてやってました)

 

それにしても、”グータンヌーボ”の前後編を見て、春田のいちゃいちゃ、甘えっぷりは子どもみたいで、それをかわす牧の自然さがすごくすごく際立っていて、今さらだけれど二人の息がぴったり合っていた。
ドラマ本編のほうも後半になるにしたがって春田の攻めを牧が自然に受ける感じが、本当のカップルみたいにどんどんリアルになっていっていた。ガシガシ・ワンワンくる春田犬を、愛おしく思いながらしょーがないーなーと、いなしたり付き合ったり、たまに攻めたりする牧がやっぱりすごくいい。そしてよーくよーく観察するに、牧凌太というキャラクターって、林遣都のあの髪型で成立しているところがあるよなあと改めて思ってしまった。つまり遣都の凛々しい眉毛を隠す、眉ギリギリの前髪とあの分け方。あれですよ。牧凌太は。
(そういえばあの髪型って、平成ジャンプの伊能君とか、なにわ男子の西畑大吾と同じ?ま、いいや)

 

本当は、別のドラマの感想とかもいっぱいあるのだけれど、TALASAで見られる「押しカメ」シリーズや「グータンヌーボ」のおかげ、ドラマが終わっても彼らが天空不動産や春牧の家でわちゃわちゃしている姿が想像できて、ついついブログに書いてしまう。楽しさの余韻は続いている。

www.telasa.jp

 

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莫逆の友:「おっさんずラブ -リターンズ- 」7話・マロの台詞より

「おっさんずラブ -リターンズ-」7話で、過労で倒れたちず(内田理央)に、マロ(金子大地)が「俺たち、莫逆の友じゃないっすか」と言うシーンがある。

”莫逆”?ってどこかで聞いたことあるぞ。林遣都の出演作品を掘り起こして観ていた頃に出会った徳井義実主演の「莫逆家族 バクギャクファミーリア」(2012年)という映画だ!

その時はタイトルにあった「莫逆」という言葉を、映画の内容から「激しい」とか「いっちゃっている」みたいな感じで調べもせず勘違いしたままだった。かつて抗争した不良仲間が大人になって昔の因縁に決着をつける・・みたいな内容だったのだが、私の中では「東京リベンジャーズ」や「HiGH &LOW」あたりより、よほど生生しく恐ろしい乱闘、暴力シーンがあった映画だったと記憶している。(東映だったし)

映画のことはさておき、改めて莫逆の友の意味をググったら、「荘子」の話が由来らしく、莫は「なし」という否定の意味で相手の意見に反論の余地なし→「親密な友」という意味とのこと。

友人の呼び方にもいろいろあるけれど、友人よりも友達のほうが、友達よりも親友のほうが、より深いつきあいを意味する気がする。荘子からの由来を呼んで、莫逆の友は親友の中でもソウルメイトと同じくらい深いつきあいで、魂で繋がっているか、価値観で繋がっているかの微妙な違いがあるように感じた。

そして、自分には莫逆の友がいるだろうか、と思った時、数名の友達の顔が浮かんだ。文字通り、話していてほぼ価値観が同じ人たち。一緒にいて自然でいられる人たち。彼女たちは私のバクギャクノトモだなあ。昔からそして今も、他愛のないことで大笑いし合う友達を思い浮かべ、今さら彼女たちを勝手に自分の莫逆の友と定義付け、一人悦に入った。

マロ、素敵な言葉をありがとう!

 

オマケ:「莫逆家族」の感想はこちら。この作品に、いずぽや(井浦新)が出演していたことにニヤニヤしてしまった!もちろん傷だらけ・・・

www.mitsumame.work

ついでに「HiGH & LOW」の感想。我ながらオモロイ。"FINAL MISSION "の感想に井浦新の名前あり!w

www.mitsumame.work

www.mitsumame.work

 

オマケのおまけ:「莫逆家族」のメイキング映像。若き日の林遣都のなかなか生意気な感じが新鮮。


www.youtube.com

 

 

「おっさんずラブ -リターンズ-」-13:多幸感あふれる大団円で幕!ほんとに?!

ラスト(大ラスではない)の桜並木を歩く二人のシーンが本当に素敵。

本作のテーマでもあった、様々な家族の形について、二人(春田=田中圭、牧=林遣都))が作っていく幸せな家族の形が想像できるようだ。そして隣にいる人と感じる空の青さや空気の心地よさにこれ以上の幸せを感じられない二人が本当に尊くて、二人と一緒に涙してしまった。二人と共に心が満たされた。

 

それにしても、最終回も武蔵劇場だった。紛うことなく本作のヒロイン、吉田鋼太郎さん、大暴れ、コメディパートを全部もっていっていたよね。

本作に関して、俳優さんたちのインタビュー記事、インスタでは撮影シーンや撮影の合間のオフショットなどをよく見るのだけれど、現場が楽しそうでいつも笑いに溢れている様子がわかる。でも気心知れた仲間とわいわい作っているという以上に、相手や周りの期待を裏切るほどの熱量で何かを表現するという、ある意味役者根性を試されるような、ハードルの高い現場だったことも想像できる。
(毎回毎回、林遣都と吉田鋼太郎のバトルには全力を感じたし、ビリビリとした緊張感がこちらまで伝わってくるほど!)

 

普通の人は日常、あんなに涙を流したり、本気で怒ったり、人をはたいたり、投げ飛ばしたりしない。だけど本作は、感情の動きをマックスにデフォルメした形で表現することを課せられた現場。役者が真剣であればあるほど見ている方は可笑しい。そしてしばしば流される俳優たちの涙で、その思いの深さや強さに心を打たれてきた。

春田と牧、和泉と菊之助がたどりついた”家族とは”、見ている方もそれぞれの胸に大切な人の姿が浮かんだのではないかと思う。

彼らの幸せのかたちを見終えて、さらにスピンオフドラマ「禁断の”グータンヌーボ”」までしっかり見て笑って、週末は思いがけず多幸感あふれる時間を過ごしている。

「おっさんずラブ」シリーズの、俳優陣、スタッフの皆さま、素敵なドラマをありがとうございました。

 

ところで終盤の、皆の幸せのために頑張ろうとする春田へのみんなからの感謝の言葉は、まるで座長、田中圭へのねぎらいの言葉のようだったし、家族のような集合写真も大団円でラストを飾った感が否めないけれど、大ラスの”となりの武蔵”の出現は、続編を期待してもいいのかしらん・・。2年後とかでもいいですよーw

 

 

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