学生の頃、白十字のワッフルは私にとって一番おいしいスイーツだった。
当時洋菓子を”スイーツ”なんて呼んでいなかったし、洋菓子そのものに流行り廃れができる今と違って洋菓子は庶民に縁遠い時代、私の中ではかなりのご褒美スイーツだった。
久しぶりに岡山駅の地下街(1番街)に買いに降りた。その昔は個包装になっていなくて、購入したらその日に食べなくてはならなかったが、ショーケースを見ると、懐かしい小判型のワッフルは見えず、個包装になっていた。お店は地下街の同じ場所にあったけど、ケーキや他スイーツのバリエーションが増えていた。
包装されワッフルの姿が見えなかったので、数年前よりダウンサイズされたかな、と思いながら開封した。すると、想像より大きく、むしろ昔より大きく感じた!そして、口の中が覚えているふわっふわっ感と、なめらかな、たっぷりのカスタードクリームは健在!なんて優しい舌触りと甘さなんだろう、と久しぶりに堪能した。
値段はもちろん上がったと思うが、その品質と良心的な感じに、地方都市の洋菓子店のこだわりと矜持を感じて、うーん、やっぱり私の中でワッフルと言えば白十字だな、と改めて思った次第です。
岡山にいらっしゃったら、地下街の白十字にぜひお立ち寄りください。カフェも併設されています。