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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「おっさんずラブ」-2

何度も見ても笑って泣いてしまう、第4話。

黒澤部長(吉田鋼太郎)の振られた乙女の「なんでー?」という切ない叫びに感情移入し、その後、元の上司と部下の関係に戻りたいという春田(田中圭)の願いを叶えて、切り替えた部長としての姿に泣ける。吉田鋼太郎、本当にすごい役者さんだ。ちなみに、部長の奥さんの大塚寧々がこのシーンを盗み見て号泣する様は、30年連れ添った夫への愛と憐憫が滲み出ていて、全体としてこのシーン、すごく良かった。

 4話の最後は、春田の牧(林遣都)へのバックハグシーンで終わり、5話の予告では二人が付き合うことになっているらしいのだが、そこは優柔不断の最低男の春田のことだから、牧を十分に悲しませる結果になりそうだ。林遣都の潤んだ黒い瞳は、切ない表情にテッパンの効力があり、人を想う切ない気持ちが痛いほど伝わってくる。

その牧の思いとは真逆に、一人おっさんたちの“一途な”愛に振り回され、狼狽する田中圭(春田)の表情とモノローグは最高におかしく、ついでに彼の泣きのシーンも説得力があり、軽薄男なのに憎めない春田として成立している。田中圭上手い!

 

時間があることも手伝って、中毒のように「おっさんずラブ」を繰り返し見てしまう今日この頃。ここまでハマったドラマは近年ない。テンポよく進み、展開はめまぐるしいけど、登場人物たちの思いは一貫していて、人を好きになることに年齢も性別も関係ないことを笑いながら噛みしめられる、設定も展開もほかに類をみない秀逸なドラマだと思う。

テレビ朝日

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