林遣都が、チャームポイントの大きな目の面積を1/3にして、目ぢから(と眉力)で怪演。
いやあ、悪い悪い遣都もいいわあ、とニヤニヤしなが観てしまいました。
映画としては、EXILEの、EXILEによる、EXILE(&ファン)のための映画なので、どうしても売り出しメンバーのプロモーション映像を見ているようだった。もちろん鍛え上げられた身体が宙を舞い、大人数での武闘シーンは迫力満点。(とか言いながら、もはや演武を見ているようだったのだが。)
派手なカーチェイスやカーアクションは「ワイルドスピード」シリーズを、車が飛びはね、ぶつかり転がるのは往年の「西武警察」を彷彿させ、この手のアクションものが好きな人は十分楽しめるだろう。なんか、TAKAHIROの丸顔が石原裕次郎に見えたもんな。
そんなザイル”カッケー!”映画で、林遣都や窪田正孝(さらに言うと、岸谷五朗や岩城滉一なんかもヤクザの親玉で出てるんだけど)のポジションは?と考えると、やはり俳優としてのカッコ良さと演技の安心感かしらん。
林遣都の達磨一家の登場シーンの狂気じみた派手さや音楽はやっぱりカッコいいと思うし、窪田なんて台詞ほとんどないけど、存在感半端ない。
でもEXILEの中で、がんちゃんこと岩田剛典は唯一(?)演技力があると感じました。キレた時以外の台詞がちゃんと言えるよね。
話の流れはどーでもいいんだけど、気になる終わり方だったし、林遣都の悪ぶりをもう少し堪能したいので「FINAL MISSION」も見てみます。