はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「宮本から君へ」- 6 -

なんじゃ、こりゃあ!

この終わり方は何だ!!

7話から11話まで費やした、競合とのコンペに勝つための”あきらめない”宮本の”あがき”にドラマの中でも付き合った人(情けをかけた人)、そして視聴者の期待、それを一発で打ち砕いた結末。あれほど一生懸命やっても、そのやり方に問題があるからか、最後までキーマンとなる男を靡かせることができず、その人の策に嵌り負けてしまった。

そして、ダメ押しのように最後に登場する都合のいい女。宮本が憧れて一時付き合うも、昔の男の元に帰っていった女。そして、2度目にその男に振られ、偶然にしてもまた宮本の前に現れ、同情をかおうとする、その女に対する宮本の態度もすごい。いや、それは正しい、一度裏切られた男の態度として正しい。でもその女への悪態がドラマの最後のシーンなのか。

コンペに負けたことも、女への悪態も、弱かった宮本をより強くする、強くした証ともとれる。人生ドラマのようにうまくいくはずもない。人間それほど強くない。カッコ悪く1日を終えて、そして嫌になるけど翌朝はやってくる。そう簡単に死ねたりしない。(死んだりしてもいけない。)

ああ、そういうことか。簡単に人生(競争や闘い)を下りる若者、命さえも簡単に断ってしまう若者。そういう今の若者へのメッセージだったのかもしれない。「宮本から君へ」。

池松壮亮を始め、周囲の登場人物を演じる役者さんたちの熱の入っ役作りに拍手。このドラマのテーマを象徴したオープニングのエレカシの「Easy Go」と、エンディングのMOROHAの「革命」は、深夜のドラマを視聴している心に響いた。

 

最後に蛇足:脚本・監督は真利子哲也。映画「ディストラクション・ベイビーズ」(主演:柳楽優弥菅田将暉)の監督。菅田将暉の作品として鑑賞予定なのだが、作品情報をほとんど得ていなので、どんなバイオレンスと救いようのない終わり方をするのか、今から不安、そして楽しみ。