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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「グッドモーニングショー」(2016年)

中井貴一の無駄遣い。

渋い俳優さんだけどコメディを演らしたらかなり面白い中井貴一。今回、朝のワイドショーの落ち目のメインキャスターに扮した中井貴一が、立てこもり犯の標的になり本番中に犯人と交渉する羽目に。。緊迫した中だからこそ、何かとんでもない可笑しさが展開されるのかと期待して観たのだが・・・。なんじゃ、こりゃ!?

笑いも、ワイドショーに対する皮肉や批判、同時にTVに関わる人間の矜持やら、ついでに社会批判やら・・どれもこれも中途半端にぶち込んでいて、どれもちゃんと届いてこなかった。

それでも前半展開される朝の生番組の忙しない様子は、日ごろ見る朝の番組の裏ってこんな感じなんだと、とても興味深く面白かった。林遣都はワイドショーチームの中でも報道担当ディレクターで、報道ニュースに命かけてるって感じの役。腑に落ちないのは、報道(=真実を正確に伝える?)に腐心しすぎて、クライマックスの(ありえない)人の命に視聴者投票した結果さえもありのままに伝えようとしたこと。

最後はワイドショーの終了時間に立てこもり事件も解決するという、帳尻合わせで終わってチャンチャン。中井貴一の嫁役に吉田羊。確か吉田羊が女優としてメジャーになるきっかけを作ったのが中井貴一だったと思うので、これって吉田羊の恩返し共演?と余計なことまでに考えが及んでしまった。

 

さて、たとえ映画がそんな感じでも、林遣都は別扱いでいいところを探してしまうありがたい(?)ファン(=私)。

ラストシーンで、長澤まさみに「甘いもの食べられないからあげる」とスイーツをゆずってあげていましたが、たぶんご本人は大の甘党だったかと。絶対撮影終わった後食べたよね、なんて妄想しながら、華奢ながら逆三角形の背中がカッコ良かったなーと思った次第です。遣都君、撮影時はたぶん25歳。