偽札製造組織のある台湾と日本を行き来し、ドラマにしてはなかなか壮大なスケールで金融サスペンスを描いていました。さすがWOWOWドラマ。軽い感じの俳優を使っていないところで見応え十分、二重丸なのでした。
で、林遣都ですが、めちゃくちゃ良かったです。エンドロールで3番目に名前が出てくる。とてもおいしい役どころと言えます。物語の展開のフックとなり、謎解きや展開を後押しする存在。大きな瞳は前髪で半分以上隠し、青白い顔に無精ひげ。不幸でひ弱だけれど、恩義のある人を助けようと必死になる青年。
23歳くらだと思うのだけれど、この作品の林遣都は、これまで私が観た10代~20歳くらいの林遣都とは違っていて、限りなく今の林遣都に近かった。(「パレード」や「カラマーゾフ」20歳から25歳までの2番手から3.4番手で出演している作品をまだ観られていないから、今後変わるかもしれないけれど)
そう、私は16歳から演技をしてきた彼の軌跡を追いながら、いつ今の俳優・林遣都になったのだろうと、それが知りたくで彼の作品を観ているのだ。
彼の出演作品及び彼の軌跡についての自分なりの感想は、もう少し作品を観て改めて書きたいと思う。