はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「dele」‐6

依頼人が消去(deleat)を頼んだデジタルデータにまつわり、毎回変わるゲスト出演者による登場人物(ほとんどが冒頭で死ぬ役回り)の濃密な人間関係や思いが明らかにされていく。ザラつき乾いた画面にクールな音楽が物語のテーマに合っている。それでいて湿っていたり、乾いていたりする登場人物の感情は、なかなか執念や怨念や情念が絡むものが多く、その対比が面白い。何万ものデータ化された情報も、所詮それを扱うのは人間なのだ。

最終回は、主人公2人、圭(山田孝之)と祐太郎(菅田将暉)の過去が明かされるのだが、本当はかなり重い暗い内容なのに2人分を最終回の1回で紐解いてしまったため、厚みに欠けた感は否めない。それを芸達者な2人の演技力でカバーしていた感じか。

 

テレビ朝日のドラマって、これまでほとんど見ていなかった。たまたま見た「おっさんずラブ」にはまって、その後菅田将暉が出演するから「dele」を見たのだが、万人ウケを狙ったものでないのに、どちらもぴたっと私にはまることが多いと気づいた。

そして今日、dTVで「民王」を見終わった。これも菅田将暉の作品漁りで見たのだが、相当面白い。遠藤憲一菅田将暉の、父(日本国首相)と息子(大学生=漢字が読めないバカ息子)が入れ替わるドタバタ劇なんだけど、2人があきれるくらい演技が上手く、結構今時の、時にはシビアな政治ネタを随所に放り込んでコメディでやりすごしていく都合とテンポの良さが秀逸だった。

「民王」の菅田くん、遠憲さんについては別途書こうと思います。