久しぶりに見たら、戊辰戦争も終わって新政府が発足。その前途多難な様子を丁寧に描いているのね。
難しい立場の大久保利通を瑛太が好演。私が今まで見た瑛太の中で、一番カッコいいし、いい面構えだと思う。おいしいところを鈴木亮平が持っていってるけど、上に立つ者には冷徹さが必要で、それを友である西郷が理解し、握り飯を二人で食べるシーンはしびれた。
辛いときや何かを耐えた後、口にした食べ物の味で、張っていた心の緊張の糸が切れ、グッと涙(感情)が溢れる時がある。そういうシーンだった。思い出したのは、「千と千尋の神隠し」のワンシーン。そして私自身の身に起こった出来事。