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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「いだてん」 - 2

いやあ、視聴率がふるわないとか、構成が複雑で大河ドラマらしくないとか、ネットで色々見るけれど、わたしは断然面白い❗と思います。

ここ数年、大河ドラマの主人公の幼少期のくだりを見るのがタルくて 、もっぱら物語が佳境に入った後半くらいから見ている私、今回のテンポある展開は大歓迎。しかも数多の主役級の役者をぜいたくに投入!ときた。

でもやはり1番は中村勘九郎だと思う。あそこまであの時代のランナー、しかも田舎から出てきた純朴かつ根性ある青年がハマるとは。けっこうな年齢だと思うのよ、彼。しかも本当は走るの嫌いだそうだ!?

前回は、帽子の赤色が汗と雨で流れ顔を血色に染めてゴール、世界記録を出したのだけど、顔を染める赤を、わざと熊取のように描き、歌舞伎役者の彼へのトリビュート、10里を走る37才の歌舞伎役者への応援ともとれた演出にほくそ笑んでしまった。

そしてそのサイドでわちゃわちゃとオリンピック初参加を目論む役所広司と古舘寛治 のコンビを見るのも楽しい。私はあの古舘の、何を演ってもちょっと胡散臭い感じのする風貌が好きで、彼が出ていると見る動機につながる。それが役所広司と組んでいるなんて!

今後の主役級の役者さんたちの見せ場を思うと、楽しみで仕方ない。