はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「熱帯樹」-2

公演を鑑賞していないのに言及するのも妙だけど、「Real Sound」に掲載された折田侑駿氏の劇評に打たれたので記録しておきたい。現在、”絶賛!林遣都枯渇中!”ゆえにありがたい記事でした。

realsound.jp

この記事でも、そしてほかの記事や鑑賞した方の感想でもよく書かれていたけれど、この三島由紀夫の「熱帯樹」という戯曲の勇という役、まさに林遣都のはまり役だったようだ。まず遣都の外見が、戯曲のト書きに書かれている勇という人物そのものというだけでなく、勇の本性から醸し出す雰囲気まで体現していること。それはたまたまなのかもしれないけれど、リアリティを持って舞台に立てる表現力、演技力。

「熱帯樹」は何度ともなく演じられてきた作品だろうけど、本作が成功したのは、もちろん演出である小川絵梨子さんの力量、登場人物5人を演じる俳優たちの素晴らしさにあると思うが、主役を張る遣都、その存在、キャスティングで半分は成立していたのかもしれないと思えてきた。「パレード」という映画の感想でも私が感じたことだ。

どんな役でも演れるのが俳優なのかもしれないけれど、ピタリとはまり、その人が演じたからこそ唯一無二の役というのも絶対あると思う。役者さんは、そういう役にどれだけ巡り合えるか。巡り合えるよう日々の努力をしているか。改めてそんなことを思った。

本日で千秋楽。林遣都さん、出演者の皆さん、本公演に関わった皆さま、お疲れ様でした。

ああ、「おっさんずラブ」の映画公開までどうやって過ごしましょうか・・・。