ブログアップして、画像紹介でAmazonのリンクを貼るのだが、Bluerayのレビューがなかなかいい。やはりゲーム、舞台も観ているファンは、その世界観を実写版でも伝えようとしている熱意みたいなものを感じとって高評価のようだ。
明智光秀のワナにハマリながも伊達政宗(林遣都)と真田幸村(武田航平)は、魔王、織田信長(GACKT)を打つべく本能寺を目指す。強敵織田魔王に、家臣の片倉小十郎やサスケも加えて奮闘するも叶わす、明智光秀の裏切りも一通り描かれ、最終的には若きBASARA、遣都政宗と航平幸村が気を合わせて魔王を打つ。全編にわたり、時々どうでもいいお色気要素として、上杉謙信(女性)とその家臣(女性)が、話を展開するキーとして出てくるのもここまで来るとご愛嬌。この物語はあくまでも"漢(おとこ)"同士の闘いとロマンの話なのだから。
叫ぶ、笑うの表現が一本調子な武田航平に比べて、林遣都の微妙な感情表現が、アクションメインの本作でも見られる。
日常生活で、人はむやみに腹の底から叫んだり、有らん限りに眼を剥いたりしない。アタタタターっっとケンシロウのように秒速で腕をつき出すことももちろんない。だからこそ、お芝居で役者がするのを見て、またゲームでアバターが闘うのを見てスカッとする。ここでも山崎力の「俳優のノート」に書かれていたことを思い出す。
眉毛の上がり方が75度位の林遣都は、すでに、達磨一家の日向(「HiGH & LOW」)の片鱗を覗かせていた。繊細な感じの役が多い遣都の、"BASARA"ぶりが見られて良かった。