はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「空飛ぶタイヤ」(2018年)

2019年日本アカデミー賞で、助演男優賞と助演女優賞にディーン・フジオカと深田恭子がノミネートされた本作。この二人といえばディーンが「あさが来た」でブレークした後の最初の(W)主演ドラマ「ダメな私に恋してください」のラブコメディのイメージが強く、池井戸潤原作の社会派ドラマでどんな新境地を見せたのか気になった。

 

私の勝手な感想はというと、やはり予想通りというか、これほど”カスタマー(顧客!!)“戦略課課長が似合わない男もめずらしいのではないかと思うほどディーン・フジオカの端正すぎる横顔ときっちり過ぎる頭。

そして、これほど中小企業の2代目社長の奥さんが似合わない女優もめずらしい深田恭子。あんな可愛い顔でショッカク垂らした頭の肝っ玉ヨメがいるか?深キョンの鼻にかかった声を武器にしたラブコメ路線以外ですごく良かったのは「天地人」(2009年NHK大河ドラマ)の時の茶々だな。ものすごく美しく、気の強さと悪女感がその美しさにぴったりだった。

そして主演の長瀬智也。かなり健闘。遠目の横からの姿がゴリラを彷彿させ、中小企業の体育会系2代目社長としてどこかに実在していそう。浅黒い肌と暑苦しい苦悩の表情はわかるけど、やっぱりこの人の熱さは「タイガー&ドラゴン」(2005年テレビドラマ。宮藤官九郎脚本)の虎児でしょう!

メイン3人がここまで?だと逆に彼らのことを気にせずに、トラックのタイヤ脱輪事故の原因を追跡するストーリーを必死で追いかけられた。で、原作の面白さどおり、映画としても面白いと思った。

また、脇の俳優がいい。銀行員の高橋一生や週刊誌記者役の小池栄子、ディーンの同僚のムロツヨシら展開の鍵となる人物たちの存在感。そして長瀬が一人捜索することになる、同じ中小の車整備会社の面々、柄本明や佐々木蔵之介が登場した時の安心感と期待感(ストーリーの展開に対して)。当たり前だけど配役って重要だと思った。

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