はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「ZAZ World Tour 2019 in Japan」

パワフルに、そして軽やかに、まるでおしゃべりしているように歌う。高音も低音も、スキャットもしっとりした曲も。私が思い付く*ハスキーボイスの女性シンガーの中で、1番上手いんじゃないかと思った!

(*マライア・キャリーとか八代亜紀とかなんだけどね。)

 

友人に誘われるまでは、フレンチポップスなんてまるで縁がなかったのだが、ZAZは2010年にデビューして以来、フランスを代表するアーティストらしい。特に近年は往年の誰もが知っているシャンソンなども歌い、ファン層を広げているとのこと。確かにオーチャードホールの1階席はグレイヘアの紳士淑女がたくさん、そして終了後のロビーでは高校生くらいのフランス人のほか20,30代の女性もいた。

フランス語だから歌詞の内容も本人のMCもさっぱりわからない。たぶん会場の半数くらいの聴衆がそうなんじゃないかな。だからだろうか、長いMCはほとんどなく、ほぼ歌いっぱなし。20曲近く歌っても、そのエモーショナルな声とパワーは変わらなかった。心地よいグルーヴに身を任せながら、つくづく音楽っていいなと思った。言葉がわからなくても楽しい、ノレる、そして簡単なフレーズは一緒に歌える!

 

今回ぜひ触れたいのがシンプルにしてクール、洗練された舞台照明。

こんな色の組み合わせが?!なんて素敵。と思ったのが、赤と青みのあるグリーンの光の組み合わせ(スイカの配色)。その他にも時に柔らかい布に見えたり、鋭い、でも痛さを感じないトゲのルーフが客席に伸びてきたり、トライアングルと直線を基本に、色とスモークと線の幅、角度などで歌の調子に合わせ変幻自在に変わる照明に何度もくぎ付けになってしまった。なんて豊かな表現なのだろう。

偶然にも体験できた質の高いコンサート、良質な音と空間、そしてそれらを友人と共有できたことに大満足な夜だった。


ZAZ World Tour 2019 in Japan