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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「シャーロック」

おディーンの使い方を制作側も理解してきたようだ。色物にならないギリギリで寸止めする遊び心ある演出。コメディではないのだけれど、本人もそこのところ楽しんで演っているようだ。

いやあ、なかなか面白い。

 「シャーロック」というタイトルは、皆が知っている古典をベースにしたミステリードラマですから安心して見てね、という、もはや免罪符でしかないような気がする。コンビが事件の謎を解くという設定しか一致してないもの。

 

ディーン(シャーロック)と岩ちゃん(岩田剛典=ワトソン)の顔面最強コンビ!との前触れだったけど、初回に限れば、変な格好のオジサン(ディーン)と、悩める暗くてカッコ悪い似非医者(岩ちゃん)が探偵と被疑者の関係でゴタゴタと絡み、二人のカッコ良さなんてどこにもなかった。(特に岩ちゃん)

 

毎回事件に巻き込まれるゲスト俳優が話の主軸を担うらしい。初回は、いきなり死んでしまう医者の中尾明慶とその妻役の松本まりか。

中尾明慶が登場していきなり死んでその後登場しないなんてあり得ない、と思ったら、やはり金持ちの医者の息子にして成績が振るわず、不正をしてようやく医師になり、それでも誠実に医師としての務めを必死に果たそうとする青年。なのに結果的には妻に裏切られ、絶望の果てに命を絶つという、とても悲惨な事件だった。

しかし、犯罪ドラマとしては謎解きの一環としての事件の背景であり、そこにウェットな感情移入は微塵もできない。うっかり感情移入しかけたけれど、ディーンのカラッとした演技(平板ともいう)でするりと流されてしまった。昭和の「火曜サスペンスドラマ」ではないのだから当たり前か。

ついでにが岩ちゃん演じるワトソンの複雑そうな生い立ちや、ホームズ(ディーン)そのものが抱える闇でさえ、全くティザーなし。

今後をお楽しみに、ってことかしら。

ちなみに役名は、ホームズ=誉 獅子雄  ワトソン=若宮潤一 ですと。

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