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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「おっさんずラブ」- X

今年の9月に職場で初めて知り合い、ランチ友達となった女性がいる。穏やかな人柄にしばしば癒される。仕事納めの日、その彼女と年の瀬のお決まりの挨拶を交わしたのだが、その時深く考えたわけではないが、自然に「(あなた/君に)会えてよかった!」と言っていた。

そう、この「君に会えてよかった」は、OL仲間ならピンときてくれると思うけど、「おっさんずラブ」シーズン1の終盤、黒澤部長が春田に贈った手紙にあった言葉だ。短いセンテンスだけど、人との関係性を語るにおいて本当に素敵な一文だと思う。昔からある「一期一会」という言葉そのものだと思うのだけど、それを日常に友達に言えた自分の、その時の心境がとても心地よかった。

「一期一会」ではなく、平易な「君に会えてよかった」という一文を提示してくれた「おっさんずラブ」という作品、そのものに会えてよかった。

「おっさんずラブ」をきっかけに、牧凌太を演じた林遣都の過去作品から現在まで、可能な限り鑑賞してきた。それで思うのは、牧凌太の林遣都は、それまで、それ以後の林遣都が演じた役のどの表情にもかぶらないということ。春田を想う牧の表情の林遣都を、今のところどの役でも見つけられない。(全出演作を観たわけではないから、あくまで私が観た範囲であることには間違いないが)

牧凌太の林遣都に会えて、本当に良かった。

同じように、春田創一の田中圭に会えて良かった人も大勢いると思う。

シーズン2が終わって、ドラマに対しての賛否をネットでよく目にする。(Googleのアルゴリズムのおかげで、実に正確に私の興味を頻繁にスマホが表示してくれる)

作品に対して様々な意見があるのは当たり前で、そういう見方もあるのかあ、と感心したり、そこまで言う?!と驚いたり・・。だけどちょっと思い入れが強すぎて、そこまでシーズン2を否定しなくても・・・と感じるものもある。そんな思い入れの強いファンの方たちとも、そっと共有したい。

「(あの作品に)会えってよかった(よね。)」