「コタキ兄弟と四苦八苦」がいい感じになってきた。ゆるゆるだけでない、ちょっとしっとりした大人のドラマを30分で魅せる。
簡単に涙で流してしまわない演技、演出?もいい。
ゲストは樋口可南子。資産家で余命3ヶ月という以外に役の背景はほとんど語られていないのに、一人の女の一生が兄弟とのやり取りのなかでしっかりと背景に立ち上がる。
しつこいが、そこにウエットな泣きがないのが清清しい。
最近の若手俳優出演のドラマでは、すぐ目が潤む顔のアップを見せられることが多く、逆にこちらが冷めることしばしば。確かにアップに耐える美しい顔と瞳と涙なんだけどね。
滝藤や古舘がアップで泣いてもなー。となんて失礼な!
でも、彼らの"わび"の佇まいは、流行りの若手ではやはり出せないものなのですよ。