沢口靖子は非の打ちどころのない美人だと昔から思っていた。
しかし、同時にいわゆる”ダイコン”?とも。そして、個人的な志向だけど、声が苦手だった。「科捜研の女」がはまり役で、ずっと芸能界から消えることなく存在し続ける、昔の名取裕子のポジションを得られて良かったと思う。(ちなみに名取裕子はダイコンとは思わない。)
この度、「ヤマザキナビスコ→ルヴァン」のCM以外のCMで沢口靖子を見たわけだが、何だ!?と、くぎ付けになってしまった。知性と可憐さを伴ったとてもキュートな大人の女性=沢口靖子がそこにいるではないか!演技をまるでしていない様子がいい。こんな感じなんだね、素はきっと。(と思わせる演出。)頭の良さと育ちの良さがにじみ出いる。沢口靖子が才女であるのは知っていたけど、今回のように感じたのは初めてだった。
そして、忘れていけないのはその横にいるおっさん=吉田鋼太郎だっ。
靖子(!なんで下の名を呼び捨て?)をあのように自然な感じで、だけど女性として可愛さ120%に振舞わせているのは、ひょっとして吉田鋼太郎というちょい悪オヤジ、エロオヤジが横にいるからではないか?エロオヤジは言い過ぎだけど、なんだろう、あのセクシーさは?鼻の上にしわを寄せて笑う吉田鋼太郎は(絶対自覚していると思うけど)、とんでもなく魅力的でセクシーだ。おっさんなのに、大人の女性なら8割くらいがやられてしまうのではないか。(やられる度合いは人それぞれだが)
鋼太郎さん、ずるいよ!とホント思うくらい、カッコいい。あのCMの中では特に。あ、そうか!前述のとおりベタ褒めした沢口靖子がいるからだ!
すばらしい化学反応。このCM、脳トレターゲット層にしっかり届いたと思う。
CMの二人みたいに素敵な大人として、脳トレやーろおっと!(ターゲットはわしか?!)
余談だけど、「おっさんずラブ」でブレークしたのは田中圭、再ブレークしたのは吉田鋼太郎(最初のブレークは、たぶんNHK朝ドラ「花子とアン」の蓮子さんの旦那さん役)、彼の中の演技の一部が変にブレークしちゃったのが林遣都、だと思うのだけど、前者2人はあの後CMが、田中圭の場合はバラエティへの進出もあり”ブレーク”の波に器用に乗っている感じがする。一方、林遣都は「おっさんずらぶ」の後、CM、ドラマと続いたけど、その後はいつもの彼の仕事のやり方に戻っている気がする。つまりテレビに出まくっている感がまるでない。
だから、牧凌太沼にはまり、林遣都という俳優を追いかけている人々は、彼の過去作品を掘り起こして見るしかない。そして、あまりに牧凌太だけ、それまでの彼の演じた役の本当にどれでもない、全くの別人であることを思い知る。(ま、思い知ったのは、私なんだけどね。)
脳トレの沢口靖子と吉田鋼太郎の話から始まったけど、結局「おっさんずラブ」の林遣都で終わっちまいました。
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