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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「カラマーゾフの兄弟」(2013年)-1

2013年と言えば、私にとってはついこの間のように感じる年だ。だけど出演者を見ると今の彼らの容貌から比べると随分若い。そこで7年も前の作品であると腑に落とす。

斎藤工、市原隼人、林遣都がカラマーゾフの3兄弟を演じ、諸悪の根源の父親に吉田鋼太郎。そして、ダークホースの4番目の兄弟を松下洸平。そして、父親殺しを追い詰めていく刑事役に滝藤賢一だよ!

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なんで見てなかった!?わし!(仕方ない、ドラマどころではなかった。2013年は私にとって忘れられないほど狂気に満ちた仕事漬けの1年だったのだ。)

 

「小公女セイラ」に続き、林遣都の出演作品ということで、古いドラマを久しぶりに見ている。しかも「セイラ」に続き古典・文芸もの。「カラマーゾフの兄弟」は、言うまでもなくロシアの文豪ドストエフスキーの大作。数年前、東大生が最も奨める(?もしくは読んでいる?)小説ということで本屋に平積みされていた時期があった。手にとってはみたが、なんだか長くで重くて、物語が面白くなる前に挫折しそうで買わなかった。(でも「レ・ミゼラブル」の時も、ちょっと我慢したらざっと一気に読めたから、読めるかな・・)

ついつい、ドラマを見る前に予習のつもりでWikiってしまい、当時のロシアの時代背景、ロシア人の志向・思想ががっつり根底にあるお話を、どのように現代の日本に置き換えて展開するのだろう、と興味津々で見始めわけだが・・・。

 

ものすごく!見応えがあった。なんて挑戦的なドラマだとも思った。当時のフジテレビ「土ドラ」枠で遅い時間に放送されたようだが、劇中に流れる数々の選曲も秀逸。Wikiによれば、「カラマーゾフ」とはロシア語で「黒く塗る」という意味らしく、父親殺しの舞台となる一家の名前も黒澤だし、場面の切り替えに頻繁に映るモノクロのカラスの画。そして全体的にとにかく暗い画面。それらの要素が、犯人捜しのサスペンス感と相まって緊迫感があり、とにかく気が抜けない。

 

今回のブログ-1の最後に書いておくが、冒頭から殺害されている父親、黒澤文蔵を吉田鋼太郎。三男の涼を林遣都。何か思いませんか?

そう!「おっさんずラブ」の恋敵2人が、偶然にも似た役名で親子として共演しているのです!(それぞれ黒澤武蔵、牧凌太ですもの。)

なんという偶然。この偶然にニヤッとしながら、そしてついこの間まで一生懸命見ていた「コタキ兄弟の四苦八苦」の滝藤賢一のすごみのある刑事、まだまだイケていなかったフレッシュな松下洸平を楽しみながら、3兄弟と吉田鋼太郎の熱演について書いていきたい。

カラマーゾフの兄弟 DVD-BOX

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  • 発売日: 2013/08/02
  • メディア: DVD