走る姿が、本当に美しい。
林遣都だけではない。この駅伝映画に選ばられた俳優=若者10人の走る姿、その画を見るだけで、走るというスポーツの芯みたいなものを、心臓にぶっ刺された感じがした。
ちょうど2年前、林遣都の出演作品を次々と漁っていた時期に、数多い彼の10代の頃の作品の1本としてする~と観てしまっていた。あまりあっさりとした、感想にもなっていない2年前のひどいブログのお詫び(誰に?!)に、改めて観て感じた思いを書きとめておこう。
林遣都の走る姿。彼は走る姿で、走(かける)という登場人物を、実在するホンモノのランナーとして魅せてくれた。筋肉の筋さえも走(かける)を表していた。
彼らが練習を開始する早朝のシンとした空気。走りこむごとに熱くなる仲間への思いと体。それまで想像さえしなかった箱根駅伝出場を目指すことになったのは、ハイジ(小出恵介)への感謝と絆。彼らが疾走する風景を見ていると、本当に風を感じることができた。疑う余地なく、すばらしい、そして清々しい青春映画。
観た後、よし!自分もがんばろう、と思える。
コロナ自粛のこの時期、屋外を走る人が増えたようだけど、そんな方にこの映画は特におススメです。