< script data-ad-client="ca-pub-5086079268044038" async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js">

はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「スイッチ」(テレビ朝日 ドラマスペシャル)

阿部サダヲ×松たか子とは、西川美和監督の「夢売るふたり」の主演二人だわ。

しかも元恋人同士で検事と敏腕弁護士、別れた後もお互いの恋人を紹介しあう仲、そこに事件も絡んでくるなんて、なんだかワクワクする設定ではないか。しかも、こういう事件もののドラマだと、ハズレの無いテレ朝ときた!

 

松たか子のどこかうさん臭さが漂う敏腕弁護士が、この話の”核”となっていて、阿部サダヲは、ずっと彼女をフォローし続けている、松に比べれば珍しく真っ当な人間の役だった。(実はこの構造も「夢売るふたり」の夫婦と同じだな、今思えば)

二人の恋人役の、中村アンと眞島秀和のいい人ぶりも素晴らしい。どちらも大人でいい人過ぎて、ダークなにおいのする主役の二人とは対極的に描かれている。このフツーの人を見事に演じきれる、眞島と中村アンもとても良かった。(話の中身としては、恋愛相手に恵まれていない、気の毒な二人だったけれど)

脇に私が勝手に注目している若手演技派、岸井ゆきのと井之脇海。どちらも美人・ハンサムでないのだけれど、テッパンに上手いと思うし、特に岸井は表情がキュートだ。出てくるとどんな役でも説得力をもって見せてくれる。

 

1つの事件が解決し、二人もまたよりを戻す???と思いきや、やっぱり4人で会食しているラストシーン、そこで不穏な人物が再び登場して、松の(暴走する)正義感にスイッチが入って終わり!(オチ?)という、何ともテンポよくカラッとしたドラマだった。

松さんと阿部さんの演技云々は、言うに及ばないため割愛します。