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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

久喜と帰る

特別な夏だから帰省は熟慮、と言われているが、あと何度母が娘の顔がわかる時に会えるかと思うと、私にとって帰省は不要不急ではない。コロナで4ヶ月帰られなかった後、緊急事態宣言解除後に会った両親は、想像以上に弱っていた。

認知症の症状があり、身体も弱ってきた母に代わって、一切の家事をこなしている父の喜ぶ顔が見たくて、今回久喜を連れて帰る。

本当は孫の方がいいとは思うけど、若い彼女の行動範囲は広く、緊急事態宣言中と変わらず家で籠って仕事をしている私とは、感染リスクに雲泥の差がある。私はと言えば帰省を最優先に、密になるところには一切行っていない。近所のスーパーが混んでいる時があるくらいだ。

久喜は神経質なところがあり、これまでも旅行や海、ドライブで一緒に楽しめるかなと思って連れて行ったけど、家以外は落ち着かないらしく、くぅんと幼犬のように、ひぃぃー、と悲しそうに鳴く。

久喜、ごめんね。でも、癒し愛犬の役割を果たしておくれ。

 

新幹線に乗ってしまえば、駅の喧騒もないせいか、落ち着いてきた。

二人の旅がうまくいきますように。


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