ここ2.3日、朝の風が違う。
確かに日中お昼前からぐんぐん上がっていく気温のせいで部屋の設定温度を変えないと暑ーくなってくる日々ではあるが、それでも朝ベランダに出た時の風、夕方犬の散歩に出た時感じた風は、“野分”を思い出すような強めで、仰いだ空は心なしか高く感じられた。
お盆が終わって自分の誕生日(8月の終わり)に近づく頃、毎年夏の終わりを感じて、少し寂しい気持ちになる。子供の頃は、夏休みが終わる寂しさ。受験勉強と進路に悩み、自分ひとりの時は相当暗かった高校時代、どうにもならない焦燥や、モヤモヤした怒りを俳句にしていた時があった。そのことを思い出した。毎年お盆明けの秋を連れてくる台風の風を感じると、”野分”という季語を思い出すのもそのせいだ。
毎年、季節の変わり目を実感する瞬間。そして私は1つ年を積む。