主人公の葵(石原さとみ)の、”退院しても患者の人生と寄り添う”をモットーにした、寄り添いすぎの行動に、薬剤師としてありえねー!!とネットで叩かれていると書かれているのをよく見るのだけど・・・。
確かに病院の先生は時々出てくるけれど、その近くにいるはずの看護士がいなく、その代わりにいるのが薬剤師、という今までの医療系ドラマとしては初めての光景に違和感を感じる時もある。しかし、このドラマは薬剤師に光を当てたドラマなのだ。そして、薬剤師としてあり得ねーと、いう皆さん、ちょっと振り返ってみてください。「私、失敗しないから」という医師や、主人公の医者や看護士の近親者がやたら運び込まれて緊急オペになる病院も、そんなにないんじゃありません?そう、ドラマですから、ドラマチックに描かんことには、見ている方も盛り上がらない。
ということで、多少の違和感があったとしても、十分薬剤師サイドや患者の事情、苦労の部分において、さもありなんというリアリティが垣間見られる点で、私は結構評価しています、このドラマ。
前回だったかな、ひどい生理痛の女性にスポットが当たった回など、自分の若い頃を思い出して大いに共感したものだ。
毎回ドラマの最初で今日のお話の患者さんのプロフィールをサクッと紹介し、エンディングで本編で描かれなかった、患者やその家族の"その後"を紹介する手法も、物語が府に落ちて安心感がある。