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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「孤狼の血」(2018年): 今年 Ⅱが公開予定!その前に要チェックじゃ

日本アカデミー賞、最優秀主演男優賞を役所広司、最優秀助演男優賞を松坂桃李、そのほか優秀賞を最多部門で受賞した本作。映画が始まる前の東映のザッバーンというオープニング映像で、これから目にするヤクザ映画にゾクゾクした。
が、プロローグの豚小屋での壮絶なリンチシーンに目を覆い、正月早々何で観ようと思った?と思わず後悔したのだが・・・。

 

昭和最後の年の広島を舞台に、若頭の一ノ瀬(江口洋介)率いる尾谷組と加古村組(若頭は竹野内豊扮する野崎)との抗争勃発を何としてでも止めるべく奔走する広島県警の大上(役所広司)と組むことになった広島大学卒のルーキー日岡(松坂桃李)。実はヤクザとの癒着を疑われている大上を内偵している。
シノギを削る2つの組織のほかにも五十子会(親玉は石橋蓮司)の存在、さらに14年前の組織の抗争に終止符を打つことになったある構成員の死の謎が複雑に絡み合いながら内偵が進む中、大上の”クロ”は疑う余地のないものになっていく。

ヤクザにも一目置かれ恐れられた大上の、法を無視した捜査方法に怒りながらもヤクザとの付き合い方を身に叩き込み、大上を内偵する日岡の葛藤。冒頭の金貸し(駿河太郎)の死の謎を追いながら、大上という人物の謎を日岡と共に追っていくことでヤクザの抗争話というよりは、ミステリーものを観ているようで飽きない。しかも次々に登場するそこであなた?というイケメン俳優の存在も”おおっっ”て感じで楽しい。冒頭の竹野内豊も帽子を脱ぐまでは誰?と思ったし、しゃぶを打ちながら敵を襲撃する組の鉄砲玉に中村倫也の切れた演技も見ものだった。そう、遅咲きのブレーク俳優は、コンビニで甘い言葉をささやくだけの人じゃないのよ、ホントは。

 

最後の最後、日岡が大上の墓前で再開した女とのエピローグも秀逸。そしてラストシーンの松坂桃李(日岡)の何かに憑かれた顔が絶品。素晴らしい!本作で初めてカッコいい松坂桃李のアップが拝める。そう言えば彼が日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を取った「新聞記者」のラストシーンの顔のアップもすごかった。(「新聞記者」の感想はこちら)こういう表情を撮られる俳優だからこそ、最優秀賞に輝くのかしらねえ。松坂桃李、声は好きだがあまり好みでない俳優さんなのだけど、いちいち素らしい演技を魅せてくれるのでちょっと作品を追いかけてみようかと思っているくらいだ。

たっぷり2時間、目を覆った指越しに観たシーンもあるが、確かに見応えがあった。

本作で広島ってところが本当に怖いところに思えたけれど、30年以上も前の話だからね。いや、ほんま。

 

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  • 発売日: 2018/11/02
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