亀梨和也主演のリベンジドラマ。
マスコミの過度な報道でプライバシーを晒されていく様が本当にリアルで恐ろしい。その被害者である主人公がある情報番組にリベンジしていくお話なのだが、マスコミの報道姿勢への批判が込められていてなかなか小気味いい。
「おっさんずラブ」でブレークする前の林遣都が、リベンジの対象となる情報番組のディレクターの一人、小池で登場。暇ネタ担当でうだつの上がらない表の顔と、そのストレスを犯罪者や迷惑行為者の個人情報をネットに晒し断罪することで解消している歪んだ青年。(この小池と次のドラマクールで一途に春田を慕う牧が同じ人物には見えん。)
慶介(亀梨和也)は、保育園を運営していた母親が幼女殺害の疑いをかけられ、マスコミの執拗に追いかけられ自殺してしまう。容疑者が自殺したことで幕引きとなった事件の真相を暴くべく慶介は警官となり、またもう一つの顔としてマスコミ取材被害者を救済するサイトも始める。そのサイト代表者の顔で、当時真っ先に母親を容疑者と決めつけた情報番組のスタッフに近づき、ひとりひとりの知られたくない弱みを握り、それを武器に真実を問いただしていく。追い詰めるスタッフが1話一人。最後に「これがあなたのファイナルカット(放送用に編集された動画)です」が決め台詞。
ちなみ本ブログの副題にある「姉恋」の3人とは、林遣都、藤木直人、やついいちろう。彼らがリベンジされる情報番組の”顔”(メインキャスター)とスタッフで出演している。約3年弱ぶりにカンテレ火9で再会したのね。
最初は順調に追い詰めていき、慶介サイドが優勢なのだが、途中から組織(テレビ局と警察)から逆にターゲットにされ、形勢が逆転しそうになり見ている方としてはハラハラする。また、リベンジ対象の中には彼が真犯人と信じる男の家族も入っており、男の二人の妹(栗山千明と橋本環奈)へ恋人の態で近づくジゴロぶりも発揮して、亀梨ファンは別の意味でヤキモキしただろう。
ここで、栗山千明が地味で生真面目、恋に奥手な姉を好演。(私の中では栗山千明と菜々緒はきっつい美人というくくりのため、意外でびっくりした)同時に橋環が甘えん坊で自我の強い恋する妹をギャク・変顔なしで熱演していて、橋本環奈、演技できるんや!と初めて思ってしまった!(失礼)
全9話を一気に見終わったので、1回のブログで収めるには厳しい。続きは次回にします。
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