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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「大豆田とわ子と三人の元夫」:元夫たちに振り回される松たか子の困り顔が秀逸

ものすごーく楽しみにして見始めたこのドラマ。

初回見た時、想像もしていなかった伊藤沙莉のナレーションが絶妙で、それを成立させる松たか子の顔芸(もはやそう呼べるレベルの表情筋の柔軟さ!)がおかしくておかしくて…。

3回結婚して3回離婚したとわ子(松たかこ)と、どうやらそれぞれとわ子に未練のある元夫たち(結婚順に、松田龍平、角田晃広、岡田将生)のやりとりが微笑ましい。

先週は、とわ子と元夫たちのキャラクター紹介のプロローグ。夫たちがそんなに親しいわけでもないのにとわ子を中心に(きっかけは、とわ子の娘、唄が作っているにしても)やたら会うという現実味のない展開に??だったけれど…。

今週の、3番目の夫、森慎=岡田将生とのなれ染めや、二人の過去から現在に至るまでの関係性を、面倒臭くて愛すべきキャラの慎森の人となりと合わせて見せてくれた。

岡田将生、私の中で過去一、良かった!あんなにしゅっとしてハンサム、その上弁護士という、一見モテそうな外見なのに、運動音痴で偏屈。別れたとわ子のことがまだまだ好きで諦められないダメ男を、ものすごい愛されキャラで演ってくれた。そして同時に、とわ子がなぜ3人の元夫から愛され続けられているか、とわ子自身の魅力の一部も垣間見た。

とわ子もいいし慎森もいい。

早くも結末を予想するのは徒労だけれど、このドラマ、前々回の関テレ制作の「姉ちゃんの恋人」と同様、さてはタイトルにある修飾された名詞「恋人」「夫」が裏の大主役なのだな!と勝手に妄想。つまり本作でも、とわ子のことを引きずっていた元夫たちの、とわ子からの卒業と新しい旅立ちを描く?!そう思いついたら(たとえ勘違いにしても)俄然楽しみになってきた!それぞれ個性が全く違う、大人の男の成長を見てみたいもん。

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