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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「下妻物語」(2004年):深キョン、土屋アンナ、これほどジャストフィットなキャスティングってある!?

深キョン(深田恭子)が適応障害のためしばらく芸能活動をお休みするというニュースがあった。
深キョンと言えば年齢を超越して、いつまでも30歳前後の役をなんなくやってのける、ファンにとっては永遠のマドンナだと思う。その抜群のスタイルと衰えない顔面で、話題作にコンスタントに出ているせいか、別に追いかけているわけではないが彼女の出演作をまあまあ見ている。
おディーンと共演していたという理由で「ダメな私に恋してください」「空飛ぶタイヤ」。大河ドラマとして見ていた「天地人」の淀君。最近では面白そうだから見た「ルパンの娘」。

彼女の演技をうまいと思ったことは一度もないけれど、顔の可愛らしさとスタイルの良さは完璧だと思った。女優としていつまでその路線が続くのか(私が心配することでもないけれど)大いに興味はあった。

 

さて、深キョン、「下妻物語」で評価されて以来、代表作って聞かないね、というコメントをネットで読み、本作で評価されたことを知り、早速鑑賞してみた。特に大きな期待もせずに観始めたわけだが、

結論を言うととても面白かった!!

 

冒頭、主人公桃子(深田恭子)のモノローグで、桃子がロリータファッションに身を包み、孤独に我が道を進む背景が語られる。そこで、出身地の兵庫県尼崎と現在住んでいる茨城県下妻を面白おかしくディスっていて、これは「翔んで埼玉」と同じパターンか?と思った。しかし、この二つの地域の(かなりデフォルメされた)ローカル文化が重要なファクターではあるけれど、レディースのヤンキー、イチゴ(土屋アンナ)と出会うことで、桃子が誰かのために何かすることや誰か頼ること、つまり”友情”に目覚めていく話だったのだ。

そして、当時22歳前後の、深キョンと土屋アンナが17歳の高校生を演っているわけだが、二人の弾けるような若さとパワーが全開していて、すごく良かったのだ!

正直、深キョンは今のほうが美しいと思ったけれど「下妻物語」の深キョンの”原石”具合はすごい。今では考えられない、泥まみれ、ぶっ飛び、怒鳴り散らし・・と体当たりの演技が素晴らしい!
そして、土屋アンナはハーフ顔と金髪のヤンキー頭、ハスキーな声がレディスにぴったり。まるで自分とは違う桃子に興味を持って付きまとい、その過程で恋も失恋も経験し、実はきっちり”女の子”であることが微笑ましい。

ラストの二人の笑顔は最高!

かなり笑えて、すかっとする作品。確かに深キョンの代表作と言えるかも。

あの原石から17年。
第一線で走り続けてきた深キョンが、一旦休養して万全になって戻ってきた時、女優としてどんな顔を見せてくれるのか… 静かに待っていようと思う。

 

 

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