不眠症に苦しみ、ガリガリに痩せてしまった機械工の男が、謎の男の出現によって徐々に追い詰められていく話。
真面目で仲間ともうまくやっていたはずの彼は、男の存在を周りから認められずやがて孤立していく。最後には唯一信頼していた娼婦の彼女のことも信じられなくなる。
男の正体を突きとめるべく、痩せ細った体で奔走し、最後にたどり着いた彼の正体は…!
クリスチャン・ベールが役作りで約30キロの減量をして挑んだことが話題になった本作。確かに目を剥く程痩せていて、もはや死にかけている人のよう。このクリスとベッドシーンを演じなければならなかった女優さんに同情する。
眠れないと食べられないのか、不眠と体重減少の関係はわからないが、とにかく主人公が尋常でない精神状態であることは、彼のあばら骨が説得力をもって語る。
ラストのオチで、話自体はとてもシンプルだったのがわかる。
クリスチャン・ベールの役者魂を観るにはいいが、ここまでの減量は命を縮めると思う。彼以外にも、役作りでストイックに痩せたり太ったりする俳優はいるが、どうぞここまではやらないように。観ていて、別の意味でハラハラする。
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