デビュー2年目にして紅白出場、しかも初めてのテレビ音楽番組が紅白って!!すごくない?
岡山の実家から歌います、と紹介され、まるでちょっと前まで彼がYouTubeにアップしてきたような実家の一室を背景に演奏が始まった。ラップトップキーボードで、カチカチ強い打鍵は相変わらず。紅白の映像として、これあり?いつかの米津玄師の郷里からの登場とエライ差やな、と思っていたら「きらり」を歌い終わったら、紅白のステージに緑の毛むくじゃらスリッパはいて、出て来たがな!
司会者、会場騒然。そのままピアノ弾き語りで「燃えよ」を聴いた時は涙が出そうになった。
(この「燃えよ」という曲、なんか私にとって浄化作用があって、その時々の心の澱を浄化してくれるのよ)
キラキラした芸能、歌謡界の人々を見続けた後の藤井風の出で立ちは、面構えからしてそれらと全く異なる雰囲気を醸し出していた。そこには「来ちゃいました」と小声で答える、藤井風という大男がいて、相変わらずの岡山弁で二言、三言大泉洋と交わしてそそくさと退場。まるで場違いでした、みたいに。しかし、その圧倒的パフォーマンスは確実にその場と時間を飲み込んでいた。
さらに圧巻は、大トリのMISIAの大ラス曲「Higher Love」でピアノとコーラスでコラボした時だ。そのときは華やかなMISIAのステージに合わせて、きれいな白の衣装だった。このコラボがほんと最高でした。この「Higher Love」、パワフルで壮大で、大トリに相応しい曲だった。
ファンとしては楽しそうに演奏する藤井風の笑顔が眩しく、堂々とした様も誇らしく嬉しかった。
来年はテレビで彼を見る機会が増えそうだ。
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