戦前からの100年、日本が大きく変化した怒涛の時代をヒロイン3人で描く今回の朝ドラ。ヒロインが3人いるということで、彼女たちの胸キュン恋愛模様も3回、一緒に体験できるってこと?みたいです。
初代の上白石萌音演じる和菓子屋の娘、安子と、松村北斗演じる雉真繊維の御曹司、稔との家の各が違う二人が結ばれる恋愛ストーリーでは、ヤキモキしながら二人を応援した。そして、二人の娘のるい(深津理恵)の大阪時代を描いている今は、るいとトランぺッターのジョー(オダギリジョー)の恋愛にワクワクさせられる。
それにしても、深津絵里は二十歳手前の娘を演じてなんの違和感もない。
幼い頃から一人で過ごすことの多かったであろうるいは、妄想癖があるらしく、大阪で働き始めたクリーニング店に来るお客を観察しては、その人の生活を想像して楽しんでいる。その独り言の岡山弁が、とても可愛らしく聞こえる。深津絵里の声そのものと、”いいところの”娘として育てられた、るいの気立ての良さがにじみ出た声のせいだと思う。
我が故郷の言葉、岡山弁は「荒い」「キツイ」という印象が他県の人にはあると思う。自分でもそう思っていた。漫才師の千鳥が全国区にしてくれた岡山弁は、奇妙な”おもしれー”言葉として認識されたし、藤井風の”わし”という一人称は、風の洗練された音楽と対極にある田舎臭さを感じさせた。(女性ファンはギャップ萌えしたと思うけど)
しかし深津絵里のるいがしゃべる岡山弁は、とても可愛らしく耳に響く。ここにきて、それがうれしい。
そして、深津絵里の相手役(かどうか未だわからないけれど)がオダギリジョーというのが、またいい!得体が知れないけれど、とても魅力的、女性にとっては気にかけずにいられない男を演じたら、ピカ一だと思う。あの飄々とした感じは、彼ならではなんだよなー。彼も岡山出身の俳優。
ベテランの俳優二人が、20歳以上若い役を演じて違和感なし。オダギリジョーの演じるジョーはフレッシュな感じはないけれど、音楽に対する純粋を感じるし、深津絵里のるいは、お世辞なしで初々しい。この二人の恋愛の行方からしばらく目が離せない。
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