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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「愛しい嘘 - 優しい闇 - 」 - 7:次週最終回は、チンピラ・雨宮(林遣都)覚醒でますます読めない展開に

大方の謎が語られた第7話。

雨宮(林遣都)は、中野幸だった。

中野幸の家の家事は、稜(溝端淳平)たちの花火のせいではなく、中野本人が両親からの虐待を苦に放った火だった。その現場を携帯で撮影したのが雨宮。その時は中野の味方に見えた雨宮だが、実は悪魔のような男で動画をネタに中野をゆするようになる。成人してからもたかり続けるくそ野郎の雨宮から、中野は逃げることもなく、逆に彼をIT企業の社長に仕立て自分が陰で会社を経営する、どこまでも奴隷・従属関係を続けていくことに・・。

しかし、金・女と非道を尽くす雨宮が、つきあっていた彼女にDVを重ねた挙句自殺に追い込んでしまう。なくなった彼女の兄、古堀(木村了)が雨宮を訴えたが、中野は逆に古堀と結託し、雨宮を葬り顔を整形して雨宮になりすました。

ことの発端である同窓会、タイムカプセル探しは、雨宮から火事の犯行を撮った動画が入った彼の携帯を見つけるために、中野が仕掛けたことだった。その過程で、想定外の優実の行動が、優実本人を含む同級生の2人の死を招くことになる。

望緒(波留)に真実を淡々と話す、雨宮の顔をした中野(林遣都)の目がずっと泣いている。そして、望緒の後輩を突き飛ばしたのだけは、自分が望緒のためにやったことだと言った時、やっぱり狂っていると思った。

きっと中野にとって望緒は、見ているだけで辛い境遇から一時でも逃避できる唯一の救いだったのだろう。そしてずっと想いを寄せた人だったのだと思う。その彼女に別の人間・雨宮として近づき、一時でも思いを遂げられたわけだけれど・・。

 

両親から虐待を受け、親の愛を知らない中野幸。両親を殺してからの14年間は、雨宮にたかられ続けた人生。

それでも雨宮の母親に見せた優しさ。

愛しい嘘 -優しい闇 -  のタイトルがトンと腑に落ちる。

今更だけれど、チンピラの雨宮を演る林遣都と、心優しい青年の雨宮(中野)を演る林遣都の二役が秀逸。そして、TELASAのスペシャル考察トークでも林遣都が言っていたが、中学校時代の中野を演じた池田優斗がとても良い。彼の悲しく優しいたたずまいと、雨宮になった中野・林遣都のそれが見事にシンクロしていて驚くばかり。二人が同じ人物であることに全く違和感がなかった。

 

次週、本当に最終回。

予告ではチンピラ雨宮(私はこちらの遣都を見ることにゾクゾクする)が覚醒していたし、さらなる悲劇が待っているのか。まだ中野幸さえ知らない事実が明らかにされるのか?

中野の子供を身ごもっている望緒が、それでもどうしようもなく中野のことを愛している、と言っているシーンで予告が終わっている。へっ??まさかのハッピーエンド??

やっぱり最後までどうなる!?

 

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