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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「愛しい嘘 - 優しい闇 - 」- 10:おさらい視聴(まとめ)

悲劇的ラストを何度も見直して思う。

それまでも執拗に中野・雨宮(林遣都)を追い回してきた野瀬(徳重総)が、警官に紛れてナイフを向けたの見ても、中野・雨宮は避けようと、逃げようとしていなかった。悪あがき一つせず、これが運命かとばかりに、あっけなく刺されて「望緒・・・」と最後に呟いて目を閉じたのだ。

望緒(波留)の誘いを受けて中学校の美術室で再会するまでは、死を選ぼうとしていた中野。望緒の体に自分との新しい命が宿っていることを知って、罪を償い自分の家族と新し人生を生きるという選択肢を提示されても、そんなに簡単に”希望”を受け入れられなかったのだと思う。

 

ここで、そもそも中野の計画ってなんだっけ?と改めて考えみた。顔を変えて雨宮に成りすまし、どう生きるつもりだった?

同窓会を企画したはの、悪・雨宮が恐喝に使った、中野本人が実家に放火した時の動画を手に入れるためだ。動画のありかを探るために最初に近づいた野瀬優実(黒川智花)が、夫のDVを受けており、相談に乗るうちに優実に依存され不倫していることになったのが誤算①
何とか優実をDVシェルターに逃し、動画も手に入れたと思ったのに、裏切られたと思った優実が自分を殺そうとしたこと、毒入りワインは免れたが、逆に優実が服毒死したこと。誤算②
そこで終わらず、優実と雨宮の不倫関係を知り、執拗に襲い掛かる優実の夫、野瀬の存在。誤算③

雨宮を監禁した時の共犯者、古堀(木村了)の暴走。誤算④ ここで持ち上がる疑問―古堀はなぜ、早い段階で望緒の存在を不安視し、望緒を殺そうとしたのか?
たぶん、それは中野が望緒に想いを寄せていて近づきすぎることに不安を感じたのかな。

動画を入手するまで、結局1年近く監禁した雨宮は、もともと古堀が復讐で殺す予定になっていたのだろうか。それなのに逆に古堀が雨宮に殺されてしまったという誤算⑤

答え合わせをしていくと、結局中野は自分の手を汚さずに、雨宮を古堀に殺させ、自分は雨宮になりすまして生きようと考えていたの?!そして、同窓会を思いついた時には、あわよくば望緒と一緒にー。

それはそれですごく恐ろしい。

①の誤算から始まり、最終的に⑤に至り、悪・雨宮が望緒を殺しに来るという最悪の事態の中、慕っていた雨宮の母親が実の息子(悪・雨宮)を刺し殺して、望緒は難を逃れた。この悪・雨宮が刺された時、林遣都としては本作で刺されること2回目。
このシーンでびっくりしたのは、刺された直後、母親を振り返って呻きながら「実の息子を?」と言った時、林遣都の顔から首筋はもちろんのこと、母親を掴んだ腕までも真っ赤になっていたこと。

別の作品でも、感情がぐっと入った時、首から胸元まで紅潮している林遣都をたびたび目撃している。それが、腕までに及んでいる!!と、そんなところに目が釘付けになる”オタク”の私。(ヤバい)

 

TELASAの出演者による「スペシャル考察トークVol.3」で、林遣都が、中野が亡くなって終わってよかったと言っていた。あのままハッピーエンドというのは、やはり受け入れがたいと。確かに、物語をおさらいしてみるとそうだと思う。死んでいった人たちには、それぞれ自身が抱えた闇があり、自業自得な部分もあるけれど、それにしてもきっかけを作ったはの中野なのだから。その思いで、3回目に刺されるシーンを演ると、あのように無抵抗に刺されるのね、と思った。

それと、本作が始まる時に、公式サイトのインタビューで、「この雨宮という役に武者震いした」と林遣都が言っていた理由が、最後まで見てようやくわかった。

最初、美しい顔をした王子役に武者震いしたのかと勘違いして、大げさな!と思ったのだけれど、さにあらず。この悪・雨宮と、中野・雨宮の二役。そしてとても複雑な役に武者ぶるったんだと理解しました。

遣都さん、本当にお疲れさまでした!あなたあっての”いと嘘”だと思いました。(ファン目線、悪しからず)

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