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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「LOVE ALL SERVE ALL」藤井風

何なんだろう、この中毒性は。

いや、最初にMVで「まつり」を聴いた時、和調のサウンドに藤井風ならではのリリックとメロディ!と思ったけれど、言うて即アルバムを買おうとは思わなかった。
その前に聴いた「燃えよ」、その前の「旅路」と比べると、私の中ではそんなにインパクトがなかったのだ。しかし、先日ブログにも書いたけれど、J-WAVEにゲスト出演した時、風本人が収録曲を紹介していて、それを聞いて即刻購入した。

 

以来、毎朝(支度時)、毎夕(散歩時)聴いた。それからしばらく、風の曲とともに起床する毎日だった。(起きた時から勝手に頭の中を回っている)

この中毒性はなんなのだろう?

  • 「へでもねーよ」は、MVの着物姿の藤井風があまりに変で、それに引っ張られあまり好きでない曲だったのに、映像なしで聴くと(アレンジも違うのだろうけれど)、めっちゃ良い曲だった!

  • 「やば。」は、本当にヤバい。
     「何度も何度も墓まで行って
      何度も何度もその手合わして・・」
    どうやったら、こんな歌詞が浮かぶのだろう・・。世代が全く違うのに、自分がまだ郷里の岡山にいたころ、彼岸やお盆に、それこそ先祖のお墓に参って手を合わせていた、そんな幼い日の光景が頭に浮かんだ。ひょっとして、同郷の風もお墓参りをちゃんとした口なのだろうか。
    とにかく、リフレインのメロディのリピートが破壊的。

  • 「燃えよ」を聞くと自然と涙が出そうになる。
    冒頭の「しょげた顔をひっさげて・・」を聴くと、昨年の「Fujii Kaze ”Free” Live 2021」の広大な緑の芝生と、ポツンと置いた黒いピアノ、その前に座る風の光景が鮮烈に目に浮かぶ。あの時、コロナ禍で観客を入れることができなかった日産スタジアム。インターネットを通じて、モニターの前に座る何十万という観客を想像したのかどうかは知らないけれど、彼が届けた歌、思い、情熱、そして愛を感じた。当時の自分が感じていた閉そく感、それを解放してくれた1時間が、愛おしくて、彼の覚悟と勇気に泣けてくるのだ。その時の感想を書いたブログはこちら。(二つあります、こちらもどうぞ。)

  • 泣けてくると言えば、アルバムの最後に収められている「旅路」、これもだ。乃木坂46の齋藤飛鳥(だったと思うのだが)も、この曲を聴くと涙が出る、と言っていた。
    私も「あーあ 僕らはまだ先の長い旅の中で」のさびの部分で、突然鼻の先がツンとすることがある。別に落ち込んでいたり、いら立っていたり、怒っていたり、悲しんでいたりした時でもなんでもないのに。日常の、例えば洗濯物をたたんでいるような時に聴いた時でも、なんだか突然全ての在り様をオッケーと言ってくれているような、そんな寛容さを感じる。
    郷愁を誘い、許しをくれ、明日への一歩を後押ししてくれるような優しいメロディラインと藤井風の声に浄化される・・。

  • アルバムをAmazonで買った時、レビューに「ガーデン」を聴いて、というコメントがあった。この曲は一瞬、風っぽくないと感じた。単調なメロディが繰り返されるのだ。しかし終盤転調して(皆、そう来たか!と思うに違いない)、盛り上がっていく。そして歌詞はやっぱり風のそれ。優しく、美しく、なんだか壮大なんだな。

 

聴きながらこれを書いているのだけれど、やっぱりどれもええ曲や。数回聴いただけで耳に残るメロディと、繰り返すフレーズ。
そして、ふとあることに気づいた。「へでもねーよ」でも書いたけれど、MVを見ながら聞くのと随分印象が違うのだ。「”青春病”」もそう。視覚の情報がないほうが、藤井風の本質に(いや、本質を正確に知り得ているわけもなく、あくまで私が勝手に描いているそれ、ということにしておく)、音を通して触れられるような気がするのだ。

それだけ、彼の楽曲が聴く者のイマジネーションを膨らませるということかもしれない。

また、しばらく彼の曲が頭を回ってそうだ。今は「damn」が回ってます。

収録曲全て「LOVE ALL SERVE ALL」― タイトルのままだ。

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