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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「鎌倉殿の13人」- 4:さようなら、義経

これまで描かれてきた義経像、逸話に残る義経の最後(武蔵坊弁慶含む)とは、ずいぶん違った、三谷幸喜が描き、菅田将暉が演じた義経。

今回、本作を視聴していて初めて涙が溢れ出た。
そして、しみじみと菅田将暉ってやっぱり上手いわあ、と思ってしまった。
見ている者は結構びしょびしょ泣いてしまったと思うけれど、ここまで、カラッとお湿りなく、潔く、一層さわやかに思える義経の最後もあるまい。

その一方で義経は、一瞬で逆上して本妻の里(三浦透子)を刺してしまった直後、泣きながら謝るような、堪えることを知らぬ青いだけの若者という面もある。
時代ならではの誤解と陰謀と、さだめに翻弄されたけれど、義経の芯(真)は「平家を倒す」ために軍神が宿った若者であり、それ以上でもそれ以下でもなく、シンプルだったような気がする。そして台詞でも何度も出たが、純粋だけに人を簡単に信じてしまうことが、特に平家を滅ぼしてから彼を苦境に落としれていった。

菅田将暉はその純粋と感情の上がり下がりをマックスで緩急つけて演じ切り、これまでとは全く違う義経を魅せてくれた。

 

さて、鎌倉に帰ってきたのは、義経の首であった。
それと対峙する頼朝(大泉洋)、今更号泣しながら義経の首桶に向かって話す頼朝。
思い返せば、最初に兄弟が出会った時、頼朝は血を分けた弟の加勢を心から喜んだ。そして義経が平家を倒したと聞いた時も、悲願を達成した弟に感謝し誇りに思ったはずだ。そんないちいちが思い出され、やはり号泣する頼朝の涙も、嘘偽りでなく本当に悲しい兄弟の定めだったと思わずにはいられない。

 

あー、菅田将暉が出ていたから見始めた「鎌倉殿の13人」。義経ロスだわ。

でも、木曽義仲(青木崇高)の嫡男、源義高(市川染五郎)の命を救えなかったあたりから、それまで誠実で慎重・思慮深い若者だった主人公、北条義時(小栗旬)が、どんどん頼朝みたいな腹黒ーい政治家になってきていることも見逃せない。後半は、権謀術数を駆使して武士の世を治めていく様が描かれるはず。同時に、政子(小池栄子)の活躍も見られるだろうし、何より憎々しい(&愛すべき)大泉洋の頼朝の最後を見ないことには終えられません。

 

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