見逃したと勝手に思い込んでいた、本シリーズの「送る夏」。
NHKオンデマンドで6月末まで無料視聴できるということで、さっそく見た。
そしたら、なんと!これ視聴済みでした。なぜかブログに書いてないのだけれど。
釉子役が相楽樹で、2017年9月に放送されたもの。今から5年前ということで、鋭二役の毎熊克哉が細マッチョの極みで、めちゃくちゃカッコいい。鋭二の師匠のタエさん(江波杏子)も健在、そして農家のおばあちゃんなのに1番きれいだ。
鋭二が出てくるシーンに、テーマ曲のメロディがチェロの演奏で流れることが多く、京都のはずれにある、山々に囲まれた有機(京)野菜農家の風景によく似合う。
先日完結編を見たので彼らの成り行きもわかっていて、まるで彼らに代わって過去の青春を振り返っているような不思議な感覚だった。
そして本作では、幸太郎役の林遣都は、カラコンに軽く茶髪なんだな、これが。母親の店に来たイギリス人に初見では外国人と見間違えられているという設定だからかな。本シリーズでも、ほかの回は茶髪・カらコンとは思わないのだけれど。
茶髪の遣都を見るのって珍しいけれど、(「パレード」の時は金髪だった)正直、似合っていてとてもいいです!
5年前は、5人は修行の真っただ中。悔しかったり、へこんだり、怒ったり。。悪戦苦闘して、職人として一つ上を目指そうとする姿に好感が持てる。
「送る夏」は、京都の大文字焼きの始まりから終わりまで、ドキュメンタリーで見せてくれ、鋭二がその中に手伝いとして入り込んでいる。
故人の魂がこの世に帰ってくる日本のお盆。まだこの世に生きている者が故人を忍び、故人と魂の交流を果たす夏。
それぞれの思いに劇伴が寄り添っていて心に染みる。
故人がいたからこそ、今の自分があるという想いと、生きていることに精進しようという思いが静かに湧き上がるような気がした。
※2022年6月30日まで無料で視聴できます