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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(2021年):初めて007シリーズをちゃんと観た⁉

※(ネタバレ)ラストシーンの感想から入っていますので、まだ観ていない方はご注意ください。

 

初めてちゃんと観た007シリーズ、どんなに危険な目に遭っても絶対死なない不死身のスパイのボンドがああああ!!!
ダニエル・クレイグ、5作品目にして最終作。こんなラストぉぉ?!と、涙こそ出なかったけれど、まったく予期していなかった終わりにボーゼンとしてしまった―。

しかし、なんてお湿りのない、カラッとした最期だろうか。

ナノマシンを使った細菌兵器を巡り、悪の黒幕(今回は、ラミ・マレック)との攻防の末、やっと救い出した最愛の人とその娘。(5歳になる娘はボンドの子だった)彼らの元へ帰るはずが、ターゲットとするDNAに反応して作用する細菌に触れることとなり、恋人と娘に二度と触れることができない身体になったとわかる。その時の表情と、取り残された要塞の島が爆破される前に脱出できないことを知った時の表情。クレイグ・ボンドの透明度の高いブルーアイに涙はない。
死を前にしてクール。
なんか、めちゃくちゃカッコいいんだ。これが。

ここが日本の俳優と違うんだなー。日本の俳優って、やたらすぐ泣かない?特に男が。生き死にじゃなくても、恋人に振られても、恋人を振っても、友達を裏切っても、友達に裏切られても。とにかく、涙がツーっと頬を伝ったりするのよ、簡単に。

当方、まあまあな年月を生きてきたが、涙を流して泣くリアルな男を久しく見ていない。なので泣く男はドラマの中のものとしているのだが、それにしても泣きすぎる。だからこそ、ドラマや映画のお話の中で、ここぞというところで泣かない男がいると、よくやった!と思ってしまうわけ。(俳優のプランだけではないと思うけれど)

 

お決まりのど派手カーアクションも健在。カメラが仕込まれた義眼やナノマシンといった最新兵器も興味深い。途中2人の女性エージェントが登場するが、一人はアナ・デ・アルマスというキューバ出身の女優で、がバッと大きく開いた胸元&スリットの入ったロングドレスで、ガンガン撃ち合い激しいバトルを披露。もう一人は、ガタイが良いのに顔がキュート、007を継承することになる黒人女性エージェント、イングランド出身のラシャ―ナ・リンチ。ボンドの恋人役のレア・セデュはフランス人女優だし、キャストも国際色豊かだ。悪の要塞の島もどうやら日本とロシアの間の北方領土のどこかの島のようだし、要塞の部屋の一つに畳が敷かれてあったり、そもそもオープニングの重要なシーンで復讐する侵入者は、日本の能面を付けていた!

ということで、日本人の私にとって日本的ディテールも楽しめた本作は、間違いなく面白かった!特にボンドシリーズに興味のなかった私でも、クレイグのボンドシリーズはほかも観てみようという気になった。できれば最初からね。

あ、今思い出したけれど、ボンドが逃げ遅れた要因の一つ、娘が逃げる際に落としたうさぎのぬいぐるみを拾った数秒間。このシーンが日本的と言えば日本的。生死を賭けて急いでいる時に、なぜうさぎを拾って大切にズボンにねじ込む?

 

 

 

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