ジェルネイルを初めてしたわけではない。
ネイルが趣味で、自分の爪にパールやハート、リボンをデコレーションしている娘に、初めてやってもらったのだ。そして娘も初めて自分以外の人の爪にネイルをやった日。
二人にとってそれぞれ"初"のネイル記念日。
娘はネイリストになるという。
以前会社の先輩で、マニキュアを欠かさない先輩がいた。彼女はリップカラーと爪の色を合わせていた。彼女曰く、化粧は鏡を見ないとわからないが、指先は、様々なタイミングで目に止まる。爪が華やかだと気分が上がると。
確かにその通りだと思う。自分の指先が荒れているのも気になるし、きれいにマニキュアをしている人を見ると、指先に気配りできることに、なんとなく余裕を感じるし豊かだなと思う。
人の気分を上げられる、ハッピーにしてあげられる仕事っていいなと思う。
写真は、私の希望のデザインに娘がアドバイスをくれ、左右で違うラメを使った春らしいネイル。
娘は本気モードではなかったけれど、爪に集中した表情が真剣で、好きなことを見つけて、それを仕事にしようとしている娘を誇らしく思った。