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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「クライ・マッチョ」(2022年):クリント・イーストウッド、歩く姿がバイデン大統領に似ているのだが

御年90歳を越えて乗馬する姿を披露できるクリント・イーストウッドに、心より賞賛を贈ります。

 

元ロデオのスターで、今は老いぼれの調教師の男と、両親の愛を知らない少年、少年が可愛がっている闘鶏のマッチョ(鳥の名前)のロードムービー。

メキシコに暮らす薬中の母親から少年をさらい、アメリカの父親の元に連れ戻すミッションを得たマイク(クリント・イーストウッド)。小生意気な少年、ラフォとマイクは最初こそギクシャクしたが、母親が放った追手を協力してかわしながらアメリカに向かううちにお互いを認め合っていく。そしてラフォはマイクから虚勢の”マッチョ(強さ)”ではない、本当の強さについて学んでいくことになる。

メキシコからアメリカへ、乾いた大地の中、カフェを営む未亡人、マルタとその孫たちと出会いでひと時の安らぎを得る二人。また、ある町では、マイクの調教師の(動物を看ることができる)能力が役に立ち、うまく追手から隠れおおせることもできた。

老人になっても、なおカッコいいクリント・イーストウッドの”男の美学”がぎゅっと詰まった本作。広大で乾いたメキシコとアメリカの大地に生きる人々の姿。現代の話であるはずなのに、カウボーイが登場する”西部劇”の赤褐色のフィルムを感じたのは私だけ?
追われながらのロードムービーということで、前作の「運び屋」を思いだしたが、あそこまでハラハラドキドキはなく、少年と鶏(いえ、闘鶏)マッチョの存在、マルタ一家との交流で、硬派(男臭さ)と柔らかさが程よくミックスされた上質な人間ドラマだった。

ラストの幸せな展開は、私には思いがけず、主人公が老人ということで偏見があったのは自分であることを反省した。

人はいつでもやり直しができる。本当の強さとは何か。

クリント・イーストウッド監督作品からは、人生の苦さと喜び、生きることのへの勇気をもらえる。

 

クライ・マッチョ(字幕版)

クライ・マッチョ(字幕版)

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