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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「大怪獣のあとしまつ」(2022年):寛大な遊びゴコロを持って楽しもう

以前、映画館で本作のポスターを見かけた時から気になっていた。
明らかにゴジラみたいな怪獣が横たわり、その死体処理の話とある。配給会社は東映&松竹。(東宝に仁義は切ったんだろうなあ)B級くささがプンプンするが、出演者が妙に豪華だ。山田涼介、土屋太鳳、わが押しオダギリジョー、濱田岳、西田敏行・・・。ちょい役みたいに、松重豊や菊地凛子、染谷将太、二階堂ふみが出てきてびっくり。

 

パロディ&コメディなのだと思うのだけれど、中心人物の山田涼介と土屋太鳳の元恋人同士の悲恋が変に深刻に描かれていて、ラストの土屋太鳳の悲劇的な叫びと最後の台詞にはガクッとしてしまった。はあああ??って感じ。(太鳳さん、お疲れ様でしたー)

大怪獣をやっつける話はあっても、その死体をどうしたかって話は確かにないし、発想は斬新で面白いと思ったが、肝心な死体処理の顛末が、人知を超えた何ものかで解決したっていうのはどうなんだろう。後で読んだWikiには、制作者サイドとしてはそこに風刺をこめたらしいのだけれど。

なんとも言えない鑑賞後のモヤモヤを抱えて映画レビューを見てみたら、さんざんな評。さもありなんと思いつつ、こっぴどい書かれようが面白くてついたくさん読んでしまった。(普段はレビューはほとんど読まずに鑑賞するし、ブログを書く前にはあまり読まないようにしている)

 

ただ、松重さんといい、オダギリジョーといい、(もちろん染谷将太や二階堂ふみも)嬉々として演っているの伝わってきて、それはそれでいいのではと思った。二階堂ふみが一瞬映って、一言くらいの台詞を吐くシーンは楽しい!

三木聡監督の独特の世界感と”間の妙”はちりばめられており、それが好きな人にとっては面白い作品なのだと思う。(知らんけど)

 

 

 

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