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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「海のはじまり」- 2:女優3人の演技合戦に身震いする

ああ、これは女3人の演技合戦、なんて複雑で繊細な演技が繰り広げられるのだろう。だから、3人の女の内の一人が大竹しのぶなんだー、と思った。

女3人とは、主演の目黒蓮(夏)を囲む女性3人。前述の大竹しのぶ(夏の死んだ元カノの母親)、有村架純(夏の今の彼女)、そして泉谷星奈(元カノの死で知った夏の娘)のことだ。

大竹しのぶは、目黒蓮の世代の母親にしては少し年がいっていると感じていたけれど、不妊治療の末にやっと授かった子どもが、水季=亡くなった夏の元カノ(古川琴音)だったとのことで納得。やっと授かった娘が自分より先に亡くなり、忘れ形見の孫の海(泉谷星奈)も、会ったこともない父親、夏のことをとても慕っている。そして葬式をきっかけに知り合ったことで、父と娘が距離を縮めていく様子に、不安と嫉妬と安堵と、、複雑な感情が入り混じる。一人娘を思う母親の胸のうちを苦しく切なく見せる。

そして、今の彼女の弥生(有村架純)も、突然彼に隠し子(厳密には隠していたのではなく知らなかった)がいて、動揺し怒って悲しんでいいはずなのに、年上彼女として物分かりのいい女を演じている。弥生自身は水季と反対に、偶然授かった子どもをおろした経験があったことも子どもへの複雑な思いと重なっているようだ。

そして、もう子役とは言えないくらい、このドラマの中で存在感を出している泉谷星奈=海の演技に毎回泣かされてしまう。可愛くていじらしくて、そして怖いくらい真っすぐに見つめる眼差しに、誰も目をそらしたり何かをごまかしたりできないのではないか。

夏は、その3人の複雑な感情を、いちいち敏感に感じ取る繊細さがあるけれど、だからこそ自分はどうしたいかが、今一つはっきりしないのかもしれない。
彼の中では何もかも混沌としたまま。流れのまま、求められるまま、助けられるまま、今のところはそんな感じだけれど、少しずつ、彼も成長していくのだろうか。きっと、きっかけは、水季の同僚の津野君(池松壮亮)がくれるのかも。

 

夏と海と弥生の関係がどうなるのかわからないけれど、登場人物たちの気持ちが今後どのように変化していくのか、やはり目が離せない。

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