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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「ゆとりですがなにか インターナショナル」(2023年):吉田鋼太郎の”おっさん”キャラがここでも際立ってます

今季の連ドラ「新宿野戦病院」が楽しくて、その前見ていた「季節のない街」「不適切にもほどがある」しかり。クドカンの脚本は結構好きなので、連ドラを全く見ていなかったけれど本シリーズ最新の映画「ゆとり・・インターナショナル」を見ることに。

 

まずナイスキャスティングにブラボー!!!
メインの岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥のハマりぶりはもちろんだけれど、レンタルおじさんの吉田鋼太郎や、岡田将生の嫁役の安藤サクラ、そして今回のゲスト、韓国人の上司役の木南晴夏など、最高に可笑しかった。そしてここでも仲野太賀が出演していることを知り、なんだか太賀がクドカン作品における阿部サダヲのポジションになりつつある??と少し心配になってきた。(なんで心配やねん)

 

タイトルから想像できる通り、世相を反映しまくり、風刺をこめて物語は展開。360度あらゆる方向から日本の”今”が描き出され、これはのちのち日本現代社会史の記録映画になるのでは?と思ったくらいだ。

最近見た宮藤官九郎作品は、冒頭にあげたものも含めると世相反映ドラマ(映画)が続いている。少し前の「俺の家の話」や、昔見た「タイガー&ドラゴン」などは、古典文学の世界を借りて、家族や人情を描いたものが多かったけれど。クドカン作品にはこの2つの方向性があるのかしらん、とぼんやり考えたりして。

 

映画のストーリーには全く触れないけれど、1番しみじみとほっとしたのはラストシーンだった。

坂間家(岡田将生演じる正和の実家)の仏壇の前に座る登場人物の面々が、亡くなった先代に話しかけるシーンだ。偽りなき本心をポロリとしゃべりながらチーンと鈴を鳴らす身内(家族だけではない)の姿が、一番愛らしく憎めななかった。この令和の時代、Z世代やAIが脚光を浴びる中でも、この仏壇の前でチーンをする人々の姿は、日本人として愛おしく思えた。

というか、そう思うこと自体、私が昭和の人間だということだな!
今、仏壇がある家がどのくらいあるだろうか。かくいう我が家にはない。だけど、実家に帰る度に必ず仏壇に向かって、毎回都合のいいお願いをしているからね。

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