< script data-ad-client="ca-pub-5086079268044038" async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js">

はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「そしてバトンは渡された」(2021年): ファンタジーと思えばいいかな

田中圭続きで、録画していた本作を鑑賞。

一人の少女が大人になるまでを、血のつながらない母親が美貌と知恵と、持ち前の超ポジティブな行動力で育てあげる物語。原作が本屋大賞受賞とのことで、号泣必至らしいけれど…..

 

母親には石原さとみ。最初の子連れの夫に大森南朋。ブラジルで事業をしたいと突然告げられ、離婚して連れ子の優子と二人日本に残り、シングルマザーに。

シングルマザーでは生活は苦しく、優子が習いたがったピアノがある家で財力のある初老の男と再婚。2人目の夫(市村正親)。

ところが程なくして女中がいる屋敷の生活に息が詰まるといい、2人目の夫とも離婚して今度は同窓会で再開した東大出の3人目の夫(田中圭)を得た。

物語の後半は、すでに家を出て行き母親不在の父子家庭、田中圭と高校生になった優子(永野芽郁)の生活、優子の進路、恋、結婚までを描きながら、奔放で、夫をコロコロ変えていった母親の行動の理由が解き明かされる。

それが愛する娘を一心に思う一人の女性の深い愛の賜物としてもよ、私は共感できなかったなあ。

そもそも3人の男たちが優しすぎる!あり得ん。

男を得るために派手な服装で、途中からもはや石原さとみのファッションショーかよ!と思えてきたし(服装が現実離れしている)、石原の使い殺し(飼い殺しならぬ)だと気の毒に思えてきた。(やはり「ミッシング」は、観てあげないと思った。なに目線?)

終盤、結婚式で母が繋いでくれた3人の父親に囲まれ祝福される優子。バージンロードを今の父親に、というシーンで田中圭の感極まる泣き顔で、初めてこちらも泣けた。

田中圭の"受け"の芝居はテッパンだと、改めて思った。