なんだか「世界のおきく」みたいなタイトルで申し訳ないのだが、先月駅のホームでパタンと倒れて顔を打ち付け、1ヶ月以上経つのにまだ左の頬骨が痛い件について。
一瞬意識がなくなり、何の防御もできずホームのコンクリートにぶつけたのだが、左肩、両手親指、両ひざなどに青あざがあったので、顔から落ちたわけではなかったようだ。
久しぶりに飲み会に出かけた帰り。電車で帰る途中気分が悪くなり、何とか電車を降りて必死でベンチまでたどりつこうと、ほぼ見えてないのに歩こうとしたのがいけなかった。
原因は低血圧だった。
飲酒後の立ちっぱなしで、脳への血が不足したようだ。
もともと血圧は低い。薬を飲むようになったのは10年ほど前からだ。血圧って年齢と共に普通は上がるだろうから自分もいつかはまともな血圧になるのではと希望的観測をもっていた。そして今年はあまり自覚もなかったから薬を飲んでいなかった。
救急車が着く前に意識は戻っていたのだが、顔を打ったということでそのまま病院へ運ばれた。
この一件でたくさん学んだ。
飲酒時は酒と同量の水を飲むこと。(by救急医)
立ちっぱなしに気を付ける。
倒れそうな時はしゃがむこと。(by娘)
6月くらいから薬を飲むこと。(byかかりつけ医)
もはや自分の体力を過信しないこと。
倒れた時、近くで見守ってくれた人々に感謝。恩送りすること。
で、やっとタイトルについてなのだが、体の至るところにできたアザは消えたし、顔の腫れも引いたが、左の頬骨と左の親指の第一関節の骨だけが未だに痛い。
頬骨は特に動くところではないので、にーっと笑い顔を作った時に違和感を感じる程度。押すと少し痛い。気になるのは頬骨のやや下が本人しかわからない程度に、凹んでいることだ。そうでなくても年齢と共にいろいろな線(しわとも言う)が顔にできているのに、ここに来てやつれた人みたいなわずかな影。ええー!
この左頬、ずっとこのままなのかしらん。
親指のほうは以前よりましにはなったが、まだ完全には曲がらないし、日常に支障をきたしている。(痛めて初めて気づく、親指のはたらき!)
体の2か所の骨の不調(正しくは骨ではなく関節とか筋なのかもしれない。一応レントゲンでは骨に異常はないと言われている)は、今回の学びを忘れないように、骨が覚えているような気がするのだ。
そして私が「起立性低血圧症」であり、注意して生活することを日常の動きに叩き込んだ頃に癒えるのかなあと思う。
寝起き、急な立ち上がり、階段。
飲酒、立ちっぱなし。
具合が悪くなったときの対応。
そして毎年ひどくなるだろう猛暑。
若い女性に聞くと、結構みんな血圧の上が100ないと言う。私も未だにそうだ。私も若いときは平気だった。しかし、中高年に近づく頃、不具合が出てきた。たかが低血圧と侮るなかれ。だって意識を失うって、めちゃめちゃ怖いよ。メガネをかけていなくて良かったとか、ホーム下に落ちなくて良かったとか後からいろいろ思ったし、受け身なしの打ち身みは長引くからね。