なんだか、音楽室に掲げられている、かつらをつけた音楽家たちの一人のような名前だが、1995年にドイツのアッヘンバッハが、提唱した疾患概念だそうだ。
はっきりした原因や治療はわかっていないらしい。
「手の指 突然 青あざ」とGoogle検索すると、2番目くらいにすぐ出てきた「アッヘンバッハ症候群」(サンキュー!ネット検索時代)
先日、買い物から帰った時、ぶつけた記憶もないのに、右手薬指の第一関節から第二関節までの間が赤紫になっていた。少し腫れていて最初は痛みもあった。ぶつけたっけ?と少し考えたが、ぶつけたのは足のほうだと思い出す。
それにぶつけたにしては、線を引いたように第一関節の真下からきっちり色が変わっている。
思い立ち、前述のとおりネットで見たら、件の名称が出てきたわけだ。
①なりやすい人:50代以上の女性、喫煙者、野菜不足、運動不足な人
②原因:老化による毛細血管の脆弱で、少しの衝撃で毛細血管が切れるらしい
③治療法:自然治癒 別のサイトでは冷やすといいとも書いていた
数日で自然治癒するが、長引く場合は受診
④症状が似た別の病気:レイノー症候群
私は喫煙しないし、毎朝20分フィットボクシングで運動をしている。野菜も気をつけて摂るようにしている。
老化が原因と考えられているので、食事は老化を防ぐと言われているもの、ビタミンCやEを多く含むトマト、青魚、タンパク質を摂ること。塩分の摂り過ぎに注意とのこと。
それにしても、正社員の仕事を数年前に辞めてから、いろいろ体に不調が出てきている。病院に行くと、加齢が原因だねと言われることが多い。
起立性低血圧症以外に、むずむず脚症候群(これは加齢が原因とは書かれていない)、下肢静脈瘤(瘤はないが、赤紫の毛細血管が蜘蛛の巣状に足首などの一部に出現している)、そしてこれはもっと前からだけれど、ドライアイ。治ったけれどへバーデン結節というのもあったぞ。
ああ、中高年女性の気になる症状(疾患?)のデパートだわ、私。
むずむず脚症候群は、カフェイン、チョコレートを減らすことで改善。
下肢静脈瘤については、着圧ハイソックスを毎日はいている。(在宅ワークなので無問題)
へバーデン結節も塗り薬で痛みはなくなり、進行せず今のところ症状はない。
どれも重い症状ではないことが救いだ。そして私なりにそれらに対して積極的に対処しているのも事実だ。
しかし、この夏酷かった起立性低血圧症では、なかなか血圧が思うように上がらず、外出を控えたことが多く、私は休みの日さえも引きこもりのような生活になるのかしら・・?なんだか急に人生の坂道を転がり下る感じがした。
加齢による体調不良が原因で、このまま人と会ったり、好きなことや挑戦することを諦めていくのは嫌だな。
そう思った時、加齢を「佳齢」と文字を変えて、佳き年齢と思えばどうや?とひらめいた。
体は確実にポンコツになっていっているけれど(ついでに脳みそも!)、その事実を観念する潔さと、それに対処する経験と心の余裕があるではないか。加齢を「佳(き)齢」と思い、自分なりに自分らしく生きられるよう頑張ろうと思えてくる。
頑張ろうは、”我を張る”で、観念とは矛盾するけれど、「私にだって”意地”があるのよ」、以前同僚が教えてくれたお茶のお師匠さん(御年80歳超え)の言葉をここでぐっと噛み締める。
諦めと意地が攻め際うお年頃「佳齢」、いい造語ができたわ。
オマケ:むずむず脚症候群について書いたブログはこちら
この夏、苦しんだ起立性低血圧症について